


FUJIFILM X30
秋はやはり読書ですが、個人的には読書も好きですが、観る写真集かアート系の本。好きな音楽、キースジャレットとか聞きながら、静かに美術書を眺め、自分に足りないいもの、目指すもの、あるいはつい忘れてしまったものなどいろいろ考えます
個人的に好きなのは
セバスチャンサルガド GENESIUS
メープルソープ フラワー
廣田尚敬 魅惑の鉄道
ウィンストンリンス スチーム スチル スターズ
図録 絵師対決
図録 琳派
NASA FULL MOON
NASA 母なる地球
バージニアリーバートン せいめいのれきし
リチャードアベドン ウーマンインザミラー
などなどです
写真集や美術書を見ることで、先人たちの築き上げた視点、感覚、技そして自分の立ち位置を見ることが出来ます
よく最近では、「自分の作品が最高だから他人のは見ない」という方もいます。もちろんその意識はとても大事です。でも地図をみないで山に登ったり、旅に行くことはないと思います。アートの世界という地図をつくり、自分が今、どのような位置にいて、どこに行きたいか知る必要があります。闇クモに写真を撮っては無駄が多すぎます。前の記事で書いた、「3年間は「はい」と言いなさい」の園部さんも、料理人の世界でも、その型を学ぶことで、無駄なく自分の進むべきこと、なすことが効率よく出来ると書かれています。過去の作品を見ることはそれと同じことです。過去の作品を知り、さらに自分であれば、そこにこのような味付けをしたいと考え、それがいつの間にか、自分の世界観に変わっていくと思います
またSNS系から出てきたフォトグラファーに多いのが、お友達系の写真展しか見ないという方が多いです。それではあまりに世界が狭いです。そして基礎が無いです。過去のすぐれた作品や、同時代でもSNSやカメラ系サイトに出てこないフォトグラファーで素晴らしい作品の方たくさんいますし、個展の日本画 洋画 映画 たくさんあります。それらをたくさん見ることで肥やしが増えていきます。
先日、仕事がらみお会いした、美術館関係のプロデューサーが言った言葉です。「エフェクトをメインあるいは頼りすぎると、あっという間に過去のものになる。そのいい例が「2001年宇宙の旅」を今見ても、古さは感じない、だけど「マトリック」を今見ると、エフェクトの古さだけが目についてしまう」まさにそんな感じです。エフェクトやPSに頼らない、光と影と己の視点の作品に仕上げるためにも、過去の作品を見て基礎を作りあげることは大事です
人の書棚を見ると、その人の世界観がだいたいわかります
実はうちの本棚で少ないのはランドスケープ系の写真集です。ぞくにいうネイチャーフォトグラファーの写真集は数冊です。
その答えは、うちに来ていただければわかります 笑
今宵の布団で見る本は、震える日 柴田三雄さんの写真集です。北朝鮮のミサイル問題の時にこそ見る写真集です。キャプションも素晴らしいです。なんどもこのキャプション読み返しました。ではみなs何も良き秋の夜を