開演前 桂小春團治師匠

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FUJIFILM X-T2+FUJINON16~55mm

 大阪 池田市 アゼリアホールで春團治祭り開演前の小春團治師匠。落語家の皆さんは高座で見せる、笑いの顔とは逆に、開演前は何人も寄せ付けないオーラを放っている。その結界は原子さえも通過できないほどだ。そんな場で、カメラのシャッター音をさせることは神の逆鱗に触れるようなものだ。そしてその向こう、椅子に座り、やはりじっと舞台中央を見つめる、桂 春雨師匠。喉をいたわり痛めないためか、マスクをされている。意外と本番まで、マスクをされている落語家さんが多いことを落語の撮影を始めて、知った。やはり喉と声は一番の商売道具で、命よりも大切なものだと教えられた。

 このようなシーンも含めXシリーズ電子無音シャッターのおかげでどれほどの作品が撮れたことか。僕に新しい作品の世界と、そして上方落語界の大事なアーカイブにいつかこの作品群がなってくれたらとてもうれしい。
すべての写真が逃れられない宿命がある。絵画や音楽と違い、すべての写真は時代の生き証人となることだ

そしてこのシャッターシステムとカメラを開発してくれた、エンジニアの皆様のおかげ無くしては作品は撮れない。すべてはエンジニアの人の努力のたまもの。どうもありがとうございます








by masabike | 2017-04-30 09:20 | 落語 | Comments(0)
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