CP+夜祭

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FUJIFILM X30


昨晩は2つのパーティを掛け持ちでした。最初はCIPAさんのオープニングパーティー。会場は横浜市立美術館。なかなかおしゃれでした。特に開始まで、篠山紀信氏の「写真力」を拝見できて素晴らしかったです。1枚1枚の作品に力と独特の視点を感じました。でも何よりも圧巻は写真の見せ方です。いかにして視覚に訴えるか、その方法をよく熟知されていると思いました。多くの写真好きの中からプロが出てきます。

でも今のようにSNSで見せて「イイネ」が多い、ブログランキングが上だからでプロになってしまうと、美術館でプリントやあるいは大型モニター等でのインスタレーションになったときに、どれだけの作品が鑑賞に堪えられるでしょうか?だでれも簡単にプロフォトグラファーになれるということは、簡単にそこから転げ落ちることの裏返しです

しっかり基礎を学び、しっかり被写体に時間と気持ちを込め、被写体を愛して撮らなければ、それは作品でも写真でもなく、画像データーです。画像データーで終わらせず、写心に昇華させるには撮り手の気持ち次第です。CP+の各メーカーさんの展示は、それぞれの写真は素晴らしくても、それはメーカーのマーケティング戦略にのっとった展示であり、写真展とは異なります。個人の意志がこめられた起承転結が写真展です。今年も多くの新人写真家さんが、CP+で飛躍への切符を手にしたと思います。どうかその切符を無駄にせず、次の大きなステージに駆け上っていただきたいです

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昨晩のパーティー第2弾は、銀一カメラさんのパーティーです。クランプラーさんでお世話になっているプロショップであり、広告代理店時代から、カメラ&ストロボのレンタルでお世話になっています。90年代にプロになったとき、銀一さんとお取引がある、お店のスタッフの方に顔と名前を憶えていただいていることは、当時のフォトグラファーのステータスでした。そしてそれはいまでも変わっていないと思います

昨晩は最後に社長の丹羽さんの、ごあいさつでと三本締めで終わりました。皆さん、後3日間頑張ってください





by masabike | 2017-02-24 09:49 | イベント | Comments(0)
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