FUJIFILM X Series FB 1月25日 より 二つの光 修正



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【和の「写心」 By Masaaki Aihara】

「二つの光」 東京 晴海
FUJIFILM X-T2 + FUJINON XF10-24mmF4 R OIS
フィルムシミュレーション Velvia/ビビッド

オーストラリアで個展をしている時に、お客様からもキュレーターからも「オーストラリアを撮影した作品なのに、とても「和」を感じる。和のオーストラリアですね」としばしば言われることがあった。

自分では、「和」を意識して撮影したわけではないのでどうしてなのだろう?と検証してみた。とりあえず自分で導き出した答えは二つ。一つは、空間に「間」を取った構図が多いためではないだろうか。やはりオーストラリアの空間の広がりを出すためには日本画的な「間」というのが自分には向いていると感じるのと、自分の日本人というDNAが自然とそのような構図を選んでいるのかもしれない。

もう一つが「月」だと思う。オーストラリアの風景は広くフラットな所が多い。「間」をとった空間にワンポイントが必要となり月をかなり意識したのと、あと日本人の持つ、月への季節感や美意識が働いたのかなとも思う。日本では月の名称は、200とも300とも言われている。それだけ日本の文化と月は密接な関係であると、海の外に出て初めて感じさせられた。そして「和」というのは、単に竹林や鯉やお寺、あるいは日本の風景を写せば「和」ではないと言うことも教えられた。その画面の中のありようで和にも洋にもなることを学習した。

今回は、近代的な建築と、その上に月をワンポイント置くことで少し不思議な、「和」のテイストのTokyo Bayエリアを表現してみました。そして立ち位置に制限のある建築や風景の撮影では、FUJINON XF10-24mmを含め、16-55mm、50-140mm、100-400mmが大きく作品作りに貢献してくれる。ほんの数ミリ立ち位置やフレーミングが思い通りにならないとそれが作品に出てしまう。そして大型プリントにしたときFUJINONズームレンズの進化により、クリアな抜けの良いプリントとして、レンズの真価が発揮させられる。月と建物の自分なりのベストのポジション。FUJINONズームレンズが大きな役割を果たしてくれた。ズームは、なんとなく食わず嫌いという方、ぜひFUJINONズームレンズをお試しあれ。




ベストのポジション。FUJINONズームレンズが大きな役割を果たしてくれた。ズームは、なんとなく食わず嫌いという方、ぜひFUJINONズームレンズをお試しあれ。


by masabike | 2017-01-26 07:31 | Tokyo City | Comments(0)
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