紅葉極彩図 FUJIFILM X Series Face bookより

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「紅葉極彩図」 東京 六義園庭園

FUJIFILM X-T2 + Carl Zeiss Touit 12mm
フィルムシミュレーション Velvia /ビビッド

デジタルカメラを使い始めた2005年ごろ、紅葉を撮ると、どうしてフィルムみたいに抜けが良く鮮やかに撮れないのかと悩みつづけた。2011年にX100が出て、本格的にフィルムシミュレーションが搭載されて以来、日々その悩みは低くなっている。現在、X-Pro2 & X-T2が出て、自分自身でもフィルムスキャンデータとXで撮影した作品データを見比べて、どちらがフィルムと即答できなくなってきた。それぐらい今のフィルムシミュレーションは進化している。もはやシミュレーションという領域を超え、FUJIFILM デジタルフィルムモードと言っても良いのではないかと感じる。そしてなおもこのフィルムシミュレーションは進化している。フィルムではできなかったことを成し遂げようとしている。

僕の撮影時の色の設定は、鮮やかなものはより鮮やかに、淡いものはより淡く色を表現している。特に僕の場合はプリントという反射原稿を最終仕上がりとしているので、モニターに比べ少し色が沈むのでベルビアモードで撮る場合、すこしだけ彩度をUPしている。淡いものはアスティアモードで、逆に彩度を落として淡く日本画調している。これらはすべて、撮影中に即座に変更できるようにQボタンで選択できるようにしている。
ちなみに僕のQボタンメニューは以下の通り。
Q1:ACROS+Rフィルター
Q2:ACROS+Rフィルター+グレインエフェクト
Q3:Velvia
Q4:ASTIA
Q5:クラシッククローム
Q6:PRO Neg. Hi
Q7:PRO Neg. Std
という具合に振り分け、それぞれコントラストや彩度も異なる設定にしている。被写体や表現方法別に瞬時に選択できるようにしているからだ。撮影現場では時間が一番大切。Xの機能をフルに使い、秒撮することにより奇跡の一瞬の色と光を逃さないようにしている。

 
Photography by Masaaki Aihara



by masabike | 2016-12-14 19:40 | 日本風景 | Comments(0)
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