桂 花團治師匠 in 国立演芸場



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FUJIFILM X-T2+FUJINON100~400mm(電子無音シャッター使用)

今年9月、2度目の国立演芸場の講演で熱演をする、桂花團治師匠。この日の演目は「たちきれ」、最後にほろりとさせる人情噺。撮影で何度も拝見しているが、やはり最後はほろりと涙してしまいそう。僕があと花團治師匠の噺で好きなのが、「佐々木裁き」。お気に入りなので、注意ししないと噺に引き込まれてシャッターを押し忘れてしまう。その花團治師匠と知り合ったのは2年前のお正月、大阪のホテルニューオータニでの僕の個展でした。その尾t木の人柄と噺でたちまちファンになり、ご無理な撮影をおねがいしました。それまで上方の落語家さんで、大好きでしたのは、桂米朝師匠。実は上方落語を生で見たのは、花團治師匠とお会いするまでは、米朝師匠の東京・鈴本での独演会だけだった。その時の演目は抜け雀、お話は長くなるのでリンクでご覧ください。かいつまんで言うと、小田原の旅籠で1週間、飲み食いした侍が、宿屋から金を払ってくれと言われると「金がないから、ふすまに絵をかいていくからそれを宿賃、飲食代にしてくれ」という落語ならではの、とんでもないお話。

落語だから飲み食い宿代の代わりに自分の絵を置いていくから、それで勘弁してくれというのはとんでもない話。ただ僕も一度、タスマニアのホテルでご招待を受けたら、予想以上のご接待なので、申し訳なく作品を寄贈したことはあります。ただ最初から踏み倒すつもりで泊り飲み食いして、最後に作品をなんてプロの写真家でやったらOutです。あくまで落語の世界だから許されるわけですが、作品置いていったら、ただで飲み食いお泊りできるのならば、やってみたいななんて思ったらプロ失格です。あくまで落語の世界は、こんなバカなと言うところで最後に落ちがつくので許されます。落語の世界を地で行ったらおしまいです。写真家の皆さん!抜け雀しないでくださいね!笑 でも独演会で拝見した、米朝師匠はオーラがあり「神って」いました





by masabike | 2016-12-02 07:49 | 落語 | Comments(0)
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