最後の宴会


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FUJIFILM X-T2+FUJINON16mm


昨日土曜日の晩、我が家でのリホーム前の最後の宴会をしました。我が家のリビングに一番寝泊まりしていた、元アシスタントの山下君と、高校時代からのバイク仲間K氏を迎えての宴会でした。この部屋で、喜んだこと落胆したこと泣いたこと、そして数々の写真展やプレゼンの打ち上げをやったのが、走馬灯のように駆け巡ります。


昔はうちでホームパーティーをしていませんでした。始めたのは93年の初の個展のあたりからです。当時、僕はプロダクションのやとわれフォトグラファー。手取りは10万5千円。生かさず殺さずのお給料です。そのお金で、オーストラリアへ行き作品を作り、機材を買い個展をするにはあまりにも少なすぎて、外で宴会は拷問のようでした。でもクライアントや写真関係の人にじっくり作品を見てもらいたい。しかも当時はすべてポジ。PC持って行きスライドショウで見せるのは不可能でした。プリントしてbookをふんだんに作る予算も厳しかったので、家に飲みに来てもらい、ライトボックスでじっくり作品を見ていただく。それと人が家に集うことで、自分にも家ににも活力がみなぎると思い、いろいろ宴会しました。カレーパーティー、シチューパーティー、チゲ鍋パーティーなどなど。ともかく一人でも多く、1秒でも長く作品を見てもらい、活力をもらうためにホームパーティーをしました。でも家で楽しく何かをやると、ビジネスがうまく行く気がしました。広告代理店時代に、クライアントさんの専務に、教えていただいた言葉に「商は笑にて勝となり」ということがあります。どん底、無名コネなしフォトグラファーの、いわば背水の陣の秘策でした。


そのパーティーも今の部屋でやるのはこれでおしまいです。少しさびしいですい、来年からはよりパワーアップし、料理のレパートリーも増やして頑張りたいと思います。そのパワーで皆様により素晴らしい作品がお届けできると思います。昨晩は宴会が終わり、心の中で「お部屋さん、どうもありがとう」とお礼を述べました




by masabike | 2016-11-13 21:16 | マイガーデン | Comments(0)
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