お昼はシン・ゴジラ

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 昨日のお昼は新宿でセルフ讃岐うどん。実は新宿で予定していた打ち合わせが延期になり、うどんを食べる前に「シン・ゴジラ」見ました。観客動員数は凄いですが、賛否両論です。個人的には面白かったし、良かったです。別に僕はゴジラマニアでもゴジラフリークではないですが、子供のころからゴジラそして、円谷監督が好きでした。小さいころは「東宝に入って映画監督になってゴジラ作りたいな」なんて思っていました


今回のゴジラ 円谷英二ゴジラから庵野秀明ゴジラになったんだなと感じました。だから昔のゴジラファンの人は、少し違和感を感じたのかもしれません。今回のゴジラはこれで新時代ゴジラなのだなと思ったら、楽しく見れました。着ぐるみからCGになり、動きが変りましたが、でも妙に動きが滑らかと思いました。実はエンドタイトルの最後に野村萬斎氏のお名前が出てきます。どこに出ていたのかと思い、調べると彼の動きがモーションコントロール?でゴジラになっているらしいです。薩摩剣八朗氏でなく残念でしたが、これはこれで楽しいと思います。ともかく、よくまあこれだけ街を壊すと思いましたが、昭和29年のゴジラの人類が立ち向かえないかもしれないと感ずる、強力さが出ていると思いました


ただ今回のゴジラ映画残念なことがあります。日本映画の常なのですが、予算等もあると思いますので・・・。実写映像部分のシーンで、いつも同じライティングで、現場の臨場感が出ていないことです。いつもまんべんなく光が当たり、陰影が出ないの、シリアスなシーンで緊迫感がないです。あれだけ自衛隊全面協力なのに、メカの凄みがないです。トップガンの冒頭の航空母艦のシーンみたいなのは撮れないのでしょうか?

 あと役者さんの表情、もちろんメイクもあるのですが、やはり臨場感にかけるシーンが多いです。修羅場でのシーンなのに、妙にワイシャツがきれいで、髪の毛が乱れていないですし、顔も疲れていないです。この臨場感を出すことに、もっと日本映画頑張らないと、せっかくの脚本や特撮あるいはCG技術が生かされない気がします。臨場感が生かされないのは、人生最大のがっかり映画「さよならジュピター」以来変わっていない気がします

でもシン・ゴジラはエンターテイメントとして、おもしろいです。昨日も平日昼間で通常の2D画面でも新宿の映画館は8割の入場数でした。ぜひ賛否のご意見、自分の眼でお確かめください




by masabike | 2016-08-30 08:53 | 写真アート | Comments(0)
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