平凡で平和な朝ごはん

平凡で平和な朝ごはん_f0050534_09185334.jpg








平凡で平和な朝ごはん_f0050534_09185382.jpg











平凡で平和な朝ごはん_f0050534_09185392.jpg
FUJIFILM XQ2


まだ家内が風邪で実家で寝込んでいるので、一人でテレビを見ながらの朝ごはん。板橋駅前のパン屋さんの手作りコロッケパン、シリアル、ゆで卵です。のんびりテレビを見ていると、オバマ大統領の広島訪問を流していました。今週はテレビを見る機会がなかったのでじっくり見ました。アメリカの大統領が広島に来るなんて子供のころは想像もしませんでした。それだけインパクトがあります。オバマさん、もし本当に全世界から核兵器をなくしてくれたらこんなに素晴らしいことはないと思います

小学生のころ、たしかNHKだと思いますが、アメリカ国防省が初公開した広島長崎の記録映像をテレビ初公開で父と見ました。それまで学校の歴史で「太平洋戦争末期に広島長崎で原子爆弾が投下されて、それが敗戦への引き金になりました」とキノコ雲の写真が教科書に載っているのを見ました。ただ深夜、テレビでやっていたアメリカ国防省の映像は子供心に衝撃なんて言うものではなく、今でも脳裏に焼き付いているぐらいショックでした。テレビを見終わった後、父も「寝るか」しか言いようがなく、暗い部屋で無言でした。当時は冷戦真っ只中、とてもどこか遠い世界のことではなく、もし寝ている間に、学校に行っている間に、核爆弾が落ちたらどうしようと真剣に悩みました。当時となりの母の実家には、まだ戦争中の防空壕があったので「あの中にいたら、助かるの?」と父に聞くと「昔の原爆よりも今の水素爆弾の方がもっとすごいし、防空壕では放射能は防げないので助からないよ」といわれ、さらに悩みました


しばらくすると、テレビでスタンリーキューブリックの「博士の異常な愛情」や東宝のフランキー堺主演の「世界戦争」を見ると(当時そのような映画が多かったです)ますます眠れなくなりました。だから冷戦終結というのは少し気休めになりました。だからこそオーバーキルの核兵器全廃になることをオバマさんがしてくれればと朝ごはんを食べながら思いました

世界で一番大事なことは平凡な毎日が送れること。戦争だけではなく、自然災害、あるいは人的災害などなど災いはたくさんあります。砂漠やジャングルで撮影していると、夜きちんと眠れるのかな、明日の朝日は見ることが出来るかな?と真剣に考えます。だから平凡にコーヒーを飲みながら、テレビを見て過ごせる朝を迎えられることを自分の神様に感謝しました。皆さん、素晴らしい日曜日を





by masabike | 2016-05-29 09:34 | 美味しい食べ物 | Comments(0)
<< ひたすらワィンディング by ... Spirit >>