薪能

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FUJIFILM X-Pro2+FUJINON100~400mm ISO3200 Provia (Color+1)

昨晩、大阪・池田市で初めて、薪能を拝見させていただき特別に撮影許可をいただき撮ることが出来ました。まさに幽玄の世界でした。一生忘れられない光景です。日本文化の奥深さそして所作の美しさを教えられました。今回は落語家・桂花團治師匠に作っていただいた池田市とのご縁で撮影することが出来ました。改めて人と人のご縁の大切さ教えられました。いけだ市民文化振興財団の皆様ありがとうございました

そして撮影はもちろんFUJIFILM X-Pro2電子無音シャッター+FUJINON100~400mm.。落語以上に無音性要求される世界です。X-Pro2&T1はミラー式カメラでは撮影できなかった新たな撮影の境地を開いてくれました。無音+豊富なレンズ群は落語、能楽、狂言など静寂さが要求される伝統芸能の撮影には最高の機材群です




今週は京都で機関車のパーツを撮り、夜は能楽の所作の美しさを撮らせていただき、そしてオーストラリアの砂漠では地球の美しさを撮りました。まるで違う3つのカテゴリーでの撮影ですが、実は共通するものがあります。そのシルエット、あるいは見える形の美しさです。自分の心の眼で被写体の奥に潜む形の美しさを見つけられれば、ジャンルが違えど撮影することが出来ると信じています。何がその形の神髄かを見極めなければならないです。かえって生半可な写真知識はその形の美しさを見ることを妨げてしまいます。ファッションはこう撮らなければならない、鉄道はこう撮らなければならない、風景はこう撮らなければならない、そのこうしなければ撮れないが妨げになります。あらゆる被写体あるいはアートの撮り方、見方が影響しあい参考になり撮ることが出来ます。
そして能楽は初めてでした。確かにゆっくりとしているようで、でも速い動きです。いままで能楽の撮影の経験はないです。ある程度、ビデオ等で見て勉強しました。でもあとは動きの予想値です。以前鳥や動物を撮っていたので、こう動いたらどう対応しようという、あらかじめ絵コンテを、常に4~5パターン頭の中に予想して撮りました。まだまだですが、なんとなく動きのラインは見えてきました。落語ともどもはまっていきそうな世界です

今後をご期待ください






by masabike | 2016-05-22 17:23 | 写真アート | Comments(0)
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