FUJIFILM X Series face book 4月6日より  インドネシア



FUJIFILM X Series face book 4月6日より  インドネシア_f0050534_10341970.jpg

摩天楼夕景

インドネシア ジャカルタ 

FUJIFILMX-Pro2+FUJINON50~140mm Velvia Mode

先月初めてインドネシアを訪れた。X-Pro2発売記念の、セミナーでプレゼンテーションをするためだ。ただその間に現地Xフォトグラファーの皆さんと、多くの時間を撮影したり、写真の話をしたり、またインドネシアの味を楽しんだりした。

 ジャカルタで、インドネシア一押しのXフォトグラファーAgusさんにお会いした。握手した手を離すか離さないかのうちに「相原さんにとって写真あるいは写真家にとって一番大切なものは何ですか?」という質問が来た。まさにゴングが鳴りリングに出た瞬間にアッパーカットを食らったボクサー状態だった。躊躇せずに「Passion!」と僕は答えた。彼は微笑んで「僕と同じ考えだ、よかった」とにこやかに答えてくれた。そのあとも何人かXフォトグラファーにあったが、皆さん写真を撮る熱い熱い心を持っていた。そしてとてもフレンドリーだ。それはもしかしたらいまのインドネシアを表しているかもしれない

 ジャカルタの街を歩いていると、雑然としている街並みのなかに、こつ然と高層ビル群が立ち並ぶエリアが何か所かある。すごい建設ラッシュだ。ほとんどが日本の大手ゼネコンが建設している。そしてその高層ビル群と雑然とした街の間を、ものすごい数の車の渋滞と、その車の間を何百台のバイクがすり抜け我先に前を目指す。僕はその光景を「ジャカルタグランプリ」と名付けた。ものすごくエネルギッシュな光景だ。でもなぜか、その光景は懐かしさがあった。そうだ!昔の日本だ。1964年の東京オリンピック前後の東京であり、日本がここにあった。日本が、日本人が忘れてしまった何かがインドネシアにはあった。それを僕は写真に写し撮りたかった。

 夕方Xフォトグラファーたちと高層ビルのオフィスで打ち合わせが終わると、窓の外には夕暮れが。ビルのバルコニーからみんなで撮影を始める。燃えるような、まるで今のインドネシアの人たちの心を表すような熱い真っ赤な夕焼けだった。それとオフィスのライトの様々な色がまじりあい、ジャカルタならではの色を僕に見せてくれた。人も、景色も、文化も僕はものすごくインパクトを受けた。そのインドネシアの静かな、かつ熱い風土を4週にわたってXの眼を通してお届けしたい。お楽しみに!Terima kasih(インドネシア語でありがとう)

インドネシアX  Photogarapher Agusさんの作品はこちらへ

http://fujifilm-x.com/photographers/ja/agus_leonardus/#01





by masabike | 2016-04-13 10:35 | | Comments(0)
<< インドネシア 昼下がり 旅の友  リチャードさん >>