ドリームタイム 富士フイルム Xシリーズ face bookより 

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FUJIFILM X-T1 + FUJINON XF16mmF1.4 R WR
フィルムシミュレーション Velvia/ビビッド


オーストラリア大陸の先住民アボリジニの伝説によると、この世界の始まりは、夢の中に出てきた虹色の蛇が作り出したということになっているらしい。だから彼らアボリジニにとって、夢を見る夜はとても大事な神聖な時間となる。

西オーストラリア州・ピナクルス。荒野の墓標と呼ばれる、太古の昔の木が化石化した荒野が広がる。太陽がインド洋の彼方に旅立っていくと、夜のとばりが訪れ、銀河のすべての星が降り注ぐのではないかと錯覚させられる、夢の時が始まる。輝く星々と、残照のピンク、夜と昼の色と光が交わる時間帯。この難しい光と色のバランスをX-T1のホワイトバランスシステムとフィルムシミュレーションは臨場感を損なうことなく再現してくれる。僕は基本的に、風景撮影の際はホワイトバランスに関しては晴天モードにしている。その理由はフィルムと同じ階調で、色温度の変化が得られるからだ。それによりVelviaやAstiaなどのフィルムで撮影した作品と並列して展示したときに、作品の色と階調が統一できるからだ。
写真展はいわばショートストーリーの映画みたいなもの、しかも撮影には数年を要する場合もある。長期にわたる撮影では、途中で階調が変わっては、作品の流れがダメになってしまう。FUJIFILM X-T1はそんな作家の不安を拭い去ってくれる、安心したカラーマネージメントを提供してくれるカメラだ。
今、富山県高岡市にあるミュゼふくおかカメラ館で開催している個展「Double Portrait」でもX-T1での作品群は多くのフィルム作品と調和して、写真展会場になめらかな時の流れを生み出してくれている。

ピナクルスの時の流れが、より美しさを増すころX-T1のエンジンシステムは、まるで僕の心とシンクロしたような、色を生み出してくれる。写真家は画像処理から解放され、ファインダー越しに、変化する色と時を狙うスナイパーに専念できる。もしあなたが心のままの作品を生み出したいと、聖夜に願うならば、Xシリーズは、写真のサンタクロースとなり、素晴らしい色と光のプレゼントをあなたのセンサーにくれることだろう。

 
撮影協力 カンタス航空

 
<写真展のご案内
DOUBLE PORTRAIT ―地球の表情と人間の表情―>
日 時:2015年11月7日(金)~2016年1月11日(月)
    9:00~17:00(入館は16:30まで)
会 場:ミュゼふくおかカメラ館
    富山県高岡市福岡町福岡新559番地
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12/28~1/4)
入館料:一般800円、高校・大学生400円、小・中学生100円

詳しくはこちらをご覧ください
https://www.facebook.com/FUJIFILMXseriesJapan/photos/868307293290633/

 
Photography by Masaaki Aihara
http://fujifilm-x.com/photographers/ja/masaaki_aihara_07/


http://aiharap.exblog.jp/


by masabike | 2015-12-24 07:23 | 西オーストラリア州 | Comments(0)
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