今年の最高の1枚 創芸OB忘年会


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FUJIFILM X-T1+FUJINON 16mm

昨晩、昔勤めていた広告代理店創芸のOB会がありました。営業、クリェイティブ、マーケ、調査部など部署はまちまちですが、多く人が集まった宴会でした。今回は画面中央のオジサン(すいません)元制作部長の田嶋さんの傘寿のお祝いで集まりました。僕が創芸にいたのは1981~1988年までです。当時はとても忙しく、毎日帰宅は午前様でした。銀座の不夜城と言われた代理店でした。代理店ランキングでは10~12位ぐらいでしたが、不動産金融に特化した代理店です。ただなぜか、当時キリンワールドバスケットと言うのを企画主催していました。新入社員募集の時にスタジオ部門も募集していたので、それで受けたのですが、なぜか営業になりました。当時は営業職が大嫌いでした。まずネクタイが結べないので、その練習から始めました。営業に配属されてビジネスマナーだけではなく、封筒の持ち方、歩き方、クライアントでの立ち振る舞い、プレゼンのテクニック、接待の方法、外注さんへの接し方、毎日が勉強勉強でした。で営業が嫌いで毎日、会社を辞めることばかり考えていました。

しかも僕は、超ペケ営業マン、見積もりの金額を一桁間違えたり、会社で忘年会で2年連続ワーストドレッサーに選ばれたりとか、1000円の捨て看板を「うちは看板はヒノキです」と言い1万円で売ったりしていました。でも今でも昔のクライアントさんは大事にしてくれてお会いしてくれたりしていますので、うれしい限りです(汗)

あと先輩や上司、同期がいい人ばかりでしたので、その人たちの和と輪に支えられて7年10ヶ月いました。写真で僕の横に写っている、少し髪の毛が不自由なかた(すいません)が、最初の僕の上司です。ネットでは書けない、いろいろなことを教えていただきました笑

今だったら、セクハラとかブラック企業と言われるようなことが当時は、当たり前にありましたが、でも人生の中である一時、寝る間もなく、休む間もなく死ぬ気で働くということを経験することもある意味大事ではないかと持っています。そして当時教えていただいた、すべてが今、写真家になった時にとても役に立ちました。写真がうまいだけではプロになれません。営業力と企画力がないとプロにはなれません。そのすべてを創芸で教えていただきました。今思うととても会社も人も素晴らしい会社でした。入社時に社長が「代理店は人が財産です」と言っていたのが今でも忘れらません。昨日お集まりいただいた皆様、また次回も元気に集まり、楽しい話をさせていただければと思います。

そして昨晩の記念写真が今年の僕の最高の1枚です。写真にとって一番大切なのは思い出だと思います




by masabike | 2015-12-22 09:25 | イベント | Comments(2)
Commented by 高松隆史 at 2016-09-06 20:08
時間が経った記事へのコメント失礼します。
覚えておいでかどうか分かりませんが、私も創芸に在籍(84.4~93.1)していた者で、相原様よりは後輩になります。
懐かしいお顔がたくさん写っていたので、ついコメントさせていただきました。
私自身の同社での職歴は、第一本部営業部、SP事業本部、創芸工房でして、確かSPのときに仕事でご一緒させていただいたことがあります。その節は大変お世話になりました。
退職後郷里の福岡に戻り、家業の建設業に従事しましたが、その後色々ありまして、現在は個人の行政書士事務所を営んでおります。
当時の私はといいますと、ペケどころか完全な×社員で、多くの皆様の手を煩わせたものですが、今思えば本当にいい勉強をさせていただきました。あの頃学んだことは、55歳になった今でも自分の社会人としての基礎になっていると思います。
記事を拝見しまして大変感銘を受けました。また、懐かしいお話をありがとうございました。
相原様の今後ますますのご活躍を祈念申し上げます。
Commented by masabike at 2016-09-07 21:39
高松さんへ
懐かしいですね、とてもよく覚えていますよ。お元気ですか?行政書士とは広告屋さんとは真逆な手堅い商売ですね。今度みんなが集まるときにでもぜひご参加ください
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