FUJIFILM X series Face book 8月12日より

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小さな宇宙

FUJIFILM X-T1 FUJINON90mm

撮影地 富山県有峰湖付近

New FUJINON90mm最近使用した、レンズの中で一番良い意味で期待を裏切られかつ驚愕したレンズだ。フルサイズ135mmに相当するこのレンズ、どちらかというとメジャーに使う焦点距離ではない。そしてFUJINON 50~140mmf2.8とひと絞りしか変わらない。さほど期待しないで、レンズに装着し、庭の雑草を撮影した。軽い気持ちでモニターを見たとき僕は固まった。自分の考えと見方がプロではなかったこと。映し出された映像は、小さなモニターですら驚愕するほどシャープでありかつボケが美しかった。ボケと切れ味、相反する2つの味わいが見事に同居していた。自分の考えがプロにはあるまじき浅はかだったことを実感した。

今11月からの富山・高岡「ミュゼふくおかカメラ館」での個展に向けて四季の富山を撮影している。先月もこの驚愕のFUJINON90mmを持ち撮影に出かけた。夜明けのピンクに染まる大自然のドラマを撮影し終わった時、草むらに光るものを見つけた。朝露でぬれた草が陽の光を受けて宝石のように輝いていた。New FUJINON90mmは驚愕の画質だけではなく、先に発売されたFUJINON16mmと同じく最短撮影距離も短い。なんと最短撮影距離はセンサー面から60cmです*1


植物や料理などかなり接写できるのでマクロに近い性能です。おかげで朝の大自然の陰に隠れて、見失いそうな小さな宇宙を撮ることができた。夏休み朝露のおりる時、あるいはこれから秋になり綺麗な霜が降りるとき、ボケ味+シャープさ+接写性能をいかして身近にある小さな大宇宙をXの色で撮影してみたい。大切なものは目立たないところに存在する。そして素晴らしいレンズはスペックだけではわからない、覗いてみて撮ってみてプリントしてみて初めて気がつかされる。New FUJINON90mmあなたの写真ライフに大きな革命と発見を見出してくれると思う





by masabike | 2015-08-14 07:22 | 日本風景 | Comments(0)
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