FUJIFILM Xシリーズ face book 7月29日 南極からの風


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南極からの風

FUJIFILM X-T1 FUJINON 16~55mm

オーストラリア・タスマニア州 マウントウイリアムス国立公園

撮影協力 カンタス航空 タスマニア州政府観光局

 タスマニアはローリングフォーティーと呼ばれる、南極の暴風雨の影響を受けるエリア。1日に四季があるとも言われている。夏の終わりのタスマニア東海岸。昼間はTシャツ短パンだが、夕暮れになると一気に冷え込みフリースが必要となる。この撮影の前日も山間部で真夏なの吹雪の撮影をした。南極からの冷風が吹きつけると、夏から一気に冬に逆戻り。だからこそ多くのシャッターチャンスに恵まれる。

 だからこそアウトドアの装備は冬用のマウンテンパーカーとオーバーパンツなどヒートテック下着も必需品。そして真夏の装備も必要。更にこの作品の撮影の3日後はオーストラリア北部 クィーンズランド州の熱帯雨林とグレートバリアリーフの撮影。しかも熱帯雨林は気温40度以上、湿度100%、ミストサウナの中で撮影するのと同じ。わずか5日間で亜寒帯から熱帯へ、気温差50度以上。そんな過酷な環境でもX-T1&FUJINON16~55mmは音を上げない。それどころかどんな環境でもその時に心に残った記憶の色を忠実に再現してくれる。僕は環境に耐え、シャッターチャンスを狙うだけでよい。X-T1は決して裏切らない。それどころかグレートバリアリーフの撮影終了後、同行のスタッフが翌朝にハードディスクをそのまま日本に持ち帰り、撮って出しで原稿入稿。X-T1での撮影データーは鮮度の良いままで仕事に使える。それは入稿ぎりぎりまでシャッターチャンスが狙えるという大きなメリットも生み出す。今やメディアの仕事は1秒の速さと同時に1秒でも長く現場にいることがより要求される。厳しい環境でもタフに動きそのまま撮って出しで仕事に使える。地球を相手に戦うフォトグラファーの必需品はX-T1しかないと思う。

今日はもうお終いかなと?思った瞬間、最後の光がドラマチックな雲を見せてくれた。今日もぎりぎりまで粘ってよかったと三脚に載せたX-T1を見ながら思った


by masabike | 2015-08-08 18:14 | タスマニア | Comments(0)
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