春空紅花図 FUJIFILM X series face bookより

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撮影場所 :埼玉県東松山市 

FUJIFILM X-30 WB晴天 Velvia mode


face bookご覧になれない方への転送です

秋のタスマニアから戻ると日本は春真っ盛り。大気の中にも春の精が嬉しそうに舞そして歌っているような感じがする。3月のお彼岸はタスマニアの森の中にいてお墓参りができなかったので、お日様がうららかな週末、家内を伴い、お花見がてら両親のお墓参りに行った。1年の半分、下手をすると7割近く、僕は旅の空の下。東京の家にいるときは、なるべくリラックスして毎日を楽しむようにしている。そして普段できない妻との家族の時間や、両親のお墓参りなどをするようにしている。そんな日常の中でも写真を撮ることは、呼吸をするような自然の摂理の一部と僕は考える。だから肩ひじを張らないカメラをいつもポケットやウエストバックに忍ばせる。

だが、悲しいかな写真家の性で日常生活の中の写真でも、それなりのクォリティーと自分の好みの画角と撮影ポジションを望む、わがままな要求がたくさんある。日常の趣味の撮影でも、仕事並みのクォリティーを求める僕のわがままに対応してくれるのがX30。もちろんフィルムシミュレーションやRAWデーターが撮れるだけではなく、なんとスーパーマクロを使えば最短1cmまで寄っての撮影もOK。これがあれば料理やお花なども非日常のアングルで撮れる

この日もお墓参りの帰り道、家内が田園風景の一角を指して「あれ何?すご~~い綺麗!!」と叫ぶので車をあぜ道に入れ、家内と散歩がてら桃?の花咲く畑道に入る。軽い気持ちでX30ONにしてファインダーを覗いた時、僕の写真家モードもONにしてしまった。最初は最長望遠側で撮影していた。撮りながら余分な素材、余分な空間を切り落としていく。縦位置、横位置、を変化させ、フィルムシミュレーション、露出補正もどんどん変えていく。気がつけば100カット以上撮っている。もう軽いお散歩撮影ではなく本気の撮影、ただカメラが小さいだけ。WBも変化させていく。そして桃の花の後ろに、少しだけ霞がかかった春の青空が広がる。その青と赤を対比させ且つ花のディテールを表現するアングルを探す。もう色だけではなく花の香り、花の精まで撮りこみたい気持ちになった。寄れるだけ寄りたい。この時でカット数は200近い。撮り終えると、完全燃焼試合をしたアスリートのようにすがすがしさが心に広がる。遊びで撮り始めた気持ちが、いつのまにかに超本気仕事モードになっていた。X30は日常での撮影の楽しさと、日常から本気にさせるポテンシャルを秘めている。そして小さなボディーに秘めた大きなポテンシャル。RAWデーターは18MBを超える大きさ。フォトブックやコンテストのみならず写真展や印刷用原稿としても十分対応できる。まさにX-T1X100Tの存在を脅かすような小さなプロ用カメラかもしれない。

撮影が終わり、我に返り気が付いたことがあった。X30のおかげで日常もどこかに置き忘れたが、妻もどこかに置き忘れた。あとが高くつくそうだ(笑)・・・。




追申 


今晩よりブログに新機材の写真がUPされるかも?


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by masabike | 2015-04-16 07:51 | 日本風景 | Comments(0)
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