Facebook FUJIFILM X series Japan 12月10日より 鋭光

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和の「写心」 By Masaaki Aihara

「鋭光」 長野県 美ヶ原

FUJIFILM X-T1 + FUJINON XF50-140mm/2.8
1/150
F11 -2.3EV ISO200 WB晴れ
フィルムシミュレーション モノクロ+Rフィルター

写真の王道はモノクロにあり、というのが世界の写真アート界の常識。古今東西の名作と言われる作品の多くがモノクロだ。アンセル・アダムスしかり、ヘルムート・ニュートンしかり、ジャンルー・シーフしかり。

モノクロは世界の名作の王道であるとともに、写真の一番の基礎となる。色で作品をごまかせない。色の鮮やかさだけで鑑賞者を引き付けることができない。モノクロはいかにきちんと、光と影を見て撮影しているか、いかに構図をきちんと撮らまえて構成しているか、つまり撮影者がどれだけしっかりしたコンセプトを持ち被写体を観察し、切り取り、シャッターチャンスを狙ったかが問われる。
以前オーストラリアのキュレーターにカラーの風景作品をプレゼンテーションした際、プレゼンがOKとなり写真展が決まり、そののち食事会になった時「次に私に会うときにはモノクロのポートレイト写真を見せてください」つまりモノクロ作品、とくにポートレイトはフィギュアスケートでいうところの規定演技みたいなもので、そのフォトグラファーの基礎力を見るのに大事なポイントになるからだ。いまだに世界の写真学校の多くが最初の数年は標準レンズでモノクロの撮影しか生徒にさせないと聞く。だからもしあなたが、何か自分の写真に壁を感じたときは、原点に戻りモノクロでじっくり光と影と構図を考えてみてはどうだろうか?

X-T1
は写真フィルム独特の世界観を「フィルムシミュレーション」で再現できる。それはカラーだけではなく、モノクロームでも同じだ。FUJINONレンズ群との組み合わせにより、モノクロ作品では味のあるトーンの階調ときりりとしたエッジが作品に深みを増してくれる。X-T1はそんなモノクロームの再現も得意とする。とくに建築や風景では階調の豊かさとエッジのシャープさがさらに求められる。今回はXF50-140mmF11まで絞りフィルムシミュレーションを「モノクロ+Rフィルター」にすることにより、秋の斜光で山の斜面より浮かび上がるきりりとした白樺の木々が画面の隅々までフォトジェニックに浮かび上がる。点像復元処理を搭載したX-T1では、F値を絞っても回折現象を気にせずに撮影できる。
そしてモノクロはやはりプリントが命。富士フイルム系ラボでプリントしていただければ、APS-Cサイズながら写真展クラスの大伸ばしにも充分に耐えられる。それは富士フイルムならではの光を取り入れるレンズ、それをデジタルデータ化するカメラ本体、最後にそのポテンシャルを100%生かすプリントシステムまでの一連の完成したフローチャートにより、今まであなたが体験したことのない素晴らしい作品を作り上げることができる。あなたの部屋に、あなたの心の中がアートとして蘇る。画像はプリントして初めて、データから写真作品になる。そのお手伝いの最右翼がキレの良い画像が得られるXF50-140mmズームレンズだ。あなたの部屋を写真展会場にしてみませんか?

 
Photography by Masaaki Aihara
http://fujifilm-x.com/photographers/ja/masaaki_aihara_07/


http://aiharap.exblog.jp/


by masabike | 2014-12-10 23:48 | 日本風景 | Comments(0)
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