FUJIFILM Xシリーズ ジャパン facebook 12月3日














「稜線の午後」 長野県 美ヶ原

FUJIFILM X-T1 + FUJINON XF50-140mm/2.8
1/110秒 F8 -1.7EV ISO200 WB晴れ
フィルムシミュレーション Velvia/ビビッド
点像復元処理ON

風景写真のキーポイントは斜光や逆光。
この時も画面左上から晩秋のきりりとした斜光が差し込んでいる。ただドラマチックに作品ができる、斜光や半逆光は一番レンズとしては苦手、難しい光。よくどのレンズが良いかチャートテストの結果で判断する方も多いと思う。それも判断材料の一つかと思うが、現実の現場ではその評価はさほど大きなアドバンテージを占めない。なぜなら現場は順光で撮影する室内のチャートテスト室と異なり、多くの不確定要素がある。斜光、逆光、水や他のものからのイレギュラーな反射光、温度や湿度、数え上げたらきりがない。
FUJINON XF50-140mmはフラッグシップ望遠ズームレンズとして「ナノGIコーティング」を施している。さらにFUJINONズームレンズは従来業務用テレビカメラレンズとして数々の名場面を記録し、多くの人々、いえ全人類のアーカイブ映像を提供している。また人工衛星や月探査衛星等でも使われているFUJINONレンズクオリティ。
今回はそこで培われたノウハウがフラッグシップレンズとしてふんだんに盛り込まれている。難しい光、繊細な光ほどこのレンズは得意とする。まさに難しい光が一番のご馳走となるレンズだ。そして風景撮影では難しい光が一番ドラマチックだ。フレアーやゴーストを気にせずフォトグラファーはファインダーに現れる映像に集中するだけでよい。
難しい光や、繊細な光が来たら50-140mmをXシリーズに装着してファインダーを覗いて欲しい。きっとあなたの心のなかに感じた色と光がそこに見えるはず。まさに作品を創るためのレンズだ。

 
Photography by Masaaki Aihara
http://fujifilm-x.com/photographers/ja/masaaki_aihara_07/
http://aiharap.exblog.jp/



by masabike | 2014-12-04 09:12 | 日本風景 | Comments(4)
Commented by echoes06 at 2014-12-04 09:21
はじめまして。
過去に何度か訪問させていただいておりますが、初めてのコメントです。
数々のすばらしい写真と添えられている文章を興味を持って読ませていただいてます。
これからもちょくちょく訪問させていただきます。
リンク貼らせていただきましたので、よろしく。
Commented by amselchen at 2014-12-04 21:01
東山魁夷を思わせる、まさに絵になったイメージです。先生のイメージを拝見するといつも啓発されます。ありがとうございます♪
Commented by masabike at 2014-12-05 10:01
echoes06さんへ
リンクありがとうございます。文章は写真の大事なパートナーです、これからもよろしくお願いいたします
Commented by masabike at 2014-12-05 10:02
amselchenさんへ
過分なお言葉感謝です
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