桂蝶六師匠をお迎えしたXセミナー FUJIFILM XセミナーFBより

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FUJIFILM X-T1(電子無音シャッタープロトタイプ)+FUJINON55~200mm



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【トークショーレポート@大阪】
久しぶりの開催となった大阪でのトークショーの模様をご紹介いたします。
11月20日19:00。会場である、富士フイルム大阪サービスステーションは静かな熱気に包まれておりました。

講師はXシリーズ開発段階から長年お世話になっている、相原正明氏。
今年5月に開催した続編として、今回もじっくりとX-T1について語っていただきました!

折りしも当日はX-T1グラファイトシルバーとXF50-140㎜レンズ発売日。先ずはとりもなおさず、XF50-140㎜レンズで撮影された相原氏撮りおろしのお写真を一挙大公開!参加者のみなさん、息を呑む素晴らしいお写真に一気に釘付け。

そしてそして。
お待ちかねの第2部ではスペシャルゲストとして、上方落語の噺家・桂蝶六師匠が登場!!

当日、セミナー中にサプライズがあることはセミナー冒頭にお伝えしておりましたが「まさかまさか!」のことだったようで会場からはどよめきが沸き起こりました。

「今までのカメラだとシャッター音がうるさく高座の邪魔になっていたので撮影はお断りしていた」と蝶六師匠。

しかし、X-T1グラファイトシルバーから搭載となった静音シャッターであれば高座の撮影はもちろんのこと、たとえそれが開演前の緊張感みなぎる楽屋であったとしても気にならなかったとのこと。シャッター音で集中力と間合いを遮断されないから、撮られていることを意識せずにいられる。それゆえ、今まで撮られたことのないような高座でのご自分の姿のお写真に驚かれたようです。

静音シャッターがこんなにも重宝だとは!
高座で「撮られる側」の蝶六師匠の生のお声はなによりも説得力があります。

相原氏はその世界を「結界」とも表現されていた厳しい落語界。その内側に迫るお写真の数々。そして来春「三代目桂花團治」に襲名される蝶六師匠との軽妙な掛け合いで織り成されたX-T1と落語界での撮影における秘話。

最後に蝶六師匠から、笑いながらもドキリとさせられるひと言。
「どんなにカメラが静かであったとしても撮影者の気配を消すことができなければ、撮影者の存在自体がやかましくなるからね。」

相原氏いわく、自然界でも落語界でもその場の空気に溶け込むこと、つまり「自分の気配をどれだけ消せるか」ということが撮影における大きなポイントではないだろうか、との投げかけ。

人でも動物でも自然でも、相手にどれだけ警戒心を抱かせずに近づけるか。

静音シャッターというカメラの性能とそれを使う撮影者の心構えという、身に降りかかるような興味深いお話で幕を閉じました。

とってもスペシャルな、とっておきの大阪の一夜となりました。
本当にありがとうございました!!

***
桂蝶六師匠
撮影:相原正明氏



追記

まさに落語や伝統芸のの世界の内側に入るのは結界の中に入るのと同じ。撮ってやる、狙ってやる、俺が撮るとこうなる、そんな気持ちが出ていては自分の存在は落語の寄席の席でも楽屋でも目立ってしまう。これは大自然の中でも同じこと。撮らせていただく、自分はそこを支配する何かのメデァイになり自然に体と目が動き撮らせていただく。自分の存在が限りなく無に近くなり、撮っている事さえも意識しない、どう撮っていたのかも思い出せないぐらい無の存在にならないと、自分の「存在している」という気を出してしまう。だから蝶六師匠の高座でも可能な限り早く楽屋に行き、楽屋の空気の一部になろうと思う。以前、ハードボイルド小説のクィネルの「燃える男」シリーズを読んだ時に、たしかネパールの狙撃専門の傭兵がターゲットを仕留めるために3日も4日も前から狙撃ポイントに陣取ると書いてあった。その目的は気配を消すため。たしかに大自然を撮りいに行くと、最初の3~4日目まではまずたいしたのが撮れない。多分都会の気と、俺が撮ってやる、狙うぞと言う気が出ているのだと思う。それが消えるのに3~4日はかかる。電子無音シャッターや高性能レンズも自分の気を消さなければただのおもちゃになってしまう。写真家は常に見えない気配を消すニンジャのようなスナイパーでなければならないと感じる。


そして蝶六師匠はじめ撮影させていただいた、多くの落語関係者、スタッフの方、噺家の皆様 、繁昌亭の皆様、能楽、狂言、オペラの皆様心より御礼申し上げます









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by masabike | 2014-11-24 09:22 | 落語 | Comments(0)
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