戦い終わって2  FUJIFILM TX-1





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FUJIFILM X-Pro1+Zeiss Touit 50mm

今日もカメラのメンテナンスの日々でした。そして今日のメンテナンスは思い入れのある1台です。FUJIFILM TX-1。1999年に発売した富士フイルムのパノラマ/通常35mmの切り替え式レンジファインダーカメラです。パノラマは35mm2コマを使い、1コマとして撮影しますので左右の長編は7センチ近くなります。

1999年3月~6月までオーストラリア奥地に撮影に行ったときに託された、テスト用のプロトタイプボディーです。これで当時、400本ぐらい撮影しました。1カットで2コマ分使うのですが駒間が詰まっていて1ロールで21枚撮影できます。レンズは当初90mm&45mmでしたが、あとから現在装着している30mmも発売されました。30mmのみは外ずけビューファインダーで見ます。

このカメラで僕は横位置のパノラマプラス掛け軸風の縦長の絵を撮影しました。いわばこのカメラが僕をオーストラリアの個展やフォトキナに導いてくれました。思い出深い1台で今でも現役で使用しています。パノラマ全盛時代でも、このフィルムとワイドレンズにより撮るパノラマ&掛け軸風の作品はデジタルにはない3Dのような奥行きが出ます。またフォトショップの合成パノラマと違い1発撮りなので画面のゆがみもなく、動く雲や波もものすごくリアリティが出てきます。写真展にはなくてはならないカメラです


ところでどうしてプロトタイプが今でもあるのか?そう疑問に思われる方も多いと思います。このカメラを持ち撮影した距離は今までのオーストラリアロケで一番長距離で2万6千キロでした。東海岸のシドニーから西海岸トップのブルームまでランクル70で往復して撮影しました。旅は過酷以上のもので走行中にランクルの車輪が取れたりしました。まさに一人パリダカでした。そんな旅の苦労の深い思い出が、一緒に旅したこのカメラにはあるので、当時の富士フイルムさんのプロ担当の方が撮影終了後「お礼に新品を1台プレゼントしますね」とおっしゃっていただいたのですが、どうしても一緒に旅をしたこのぼろぼろのボディーがほしいとご無理をおねがいして、永久貸出と言う形で我が家にあります。その後も何度も過酷な旅をして何度もオーバーホールしました。まさに旅の友、作品の生みの親です。我が家も気がついたらデジタルカメラが幅を利かせていますが、それでもまだ仕事でNikon F3P&F6,PENTAX645&67を使用しています。今回の北海道でもこのTX-1で30本ほどとりました。さすがにこのカメラを似た名前のX-T1で撮るのは忍びないのでX-Pro1で撮りました。まだまだフィルムカメラでないと撮れない世界観があります。写真は画素とダイナミックレンジだけで決まるものではないです。サムシングエルスがそこに介在します


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by masabike | 2014-10-21 19:06 | カメラ | Comments(8)
Commented by K.Yamada at 2014-10-21 20:44 x
 写真家相原正明さんのお言葉、「まだまだフィルムカメラでないと撮れない世界観があります。」。

 実は、私には、最終野望があります(?)。人生が終わるまでのうちに、フィルム撮影で県展に入賞したい!
 所有のフィルム機は、写真を始めた3年前にオークションで購入したニコンNewFM2(2台)です。一時、ニコンF3HPを欲しいと思った時期もありましたが、「フィルム機は箱です」と、地元の超有名(ニコンサービスセンターの社員もご存じの方。)のカメラ修理屋さんからご教示いただきました。

 ところで、写真家相原正明さんの著書、「地球日和」をやっと見つけました。明日、手にできます。
 その他の著作(相原さんの単独著作)は、皆、手にできています。勉強しています。
Commented by masabike at 2014-10-21 21:49
yamadaさんへ
F3HPはよいマシンです。そのファインダーの見易さは天下一品です。もしくは現行品でF6もよいです。今なら中古も安いです。F6のファインダーの素晴らしさを超えるカメラをまだ僕は見たことがありません。いつかお会いしたら地球日和にサインをさせていただきたいと思います
Commented by K.Yamada at 2014-10-22 07:35 x
申し訳ありません。

 上記の「フィルム機は箱です」と、地元の超有名のカメラ修理屋さんからご教示いただいた件について、誤解が生じたらいけないので詳しく記述させてください。

 カメラ修理屋さんは、当時、カメラを始めたばかりの私に対して、私が所有していたマニュアルフィルムカメラ(ニコンNewFM2)を使って、「自分の頭で露出値(絞り具合を含め)、状況に応じたSS値を考えなさい。」「レンズはどれを選ぶか、広角レンズ使用の場合、どのように距離、アングルを採るか。」「被写体(光)をよく見て、どういう風に撮影したいか、どう表現したいか、反復して考えて、シャッターを切りなさい。」と教えていただきました。
 デジタル(電子)の力に頼らず、マニュアルフィルムカメラによって、自分の頭で考え、失敗しながら覚えなさい。
 つまり、カメラを箱に例え、自分の頭で撮りなさいと教えていただいたものです。そういう意味でした。
 
 写歴3年目の現在も、メインのデジ一眼に加え、2台のニコンNewFM2のひとつにはポジを、もうひとつにはモノクロを装填して、未熟ながら作品作りに挑戦しています。
Commented by masabike at 2014-10-22 08:27
yamadさんへ
よ~~くわかりました。FM2良いカメラです。以前使っていました。ぜひモノクロで標準レンズでよい写真をお撮り下さい
Commented by 田中(ノンプロ) at 2014-10-22 22:58 x
撮影のため、生フィルム(ブローニー、35mm)を多数もって外国に出かけると、空港X線検査に何回も通さなければなりません。感光が心配です。フィルム手持ち通関もできません。相原さんはどのように対応していますか?
Commented by pretty-bacchus at 2014-10-23 16:16
FUJIFILM TX-1なつかしいです。私は出てすぐに購入してフランスの旅にでましたが、その後は使わずについ最近人出にわたりました。
そのたった一枚の成果?のシュノンソーの写真が、エールフランスの機内誌のロワールの号に載りました。
懐かしい思い出です。
Commented by masabike at 2014-10-24 08:37
田中さんへ
オーストラリアに限ってはいまのところ大丈夫です。ただし高感度の400とか800は?です。フィルムが僕はほとんどベルビア50プロビア100 アクロス100なので。アメリカに行くときはデジタルのみにしています
Commented by masabike at 2014-10-24 08:38
pretty-bacchusさんへ
エールフランスの機内誌掲載、おしゃれですね。すばらしいです。
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