映画 LIFE(The Secret Life of Walter Mitty)

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 今日、家で家内と久しぶりにDVDで映画を見た。タイトルはLIFE。6月にタスマニアに帰省した際に飛行機の中で見た映画だ。あまりに感動したのと、その映像の美しさからもう一度大きな画面で見たくてDVDで借りてきて家で見た。機内の小さな画面ではわからなかった画面の美しさ、映像の美しさ、コンポジションすべてに感動した映画。ストリーもとても素晴らしく、雑誌LIFEをモチーフとしたストーリーはネット等で検索してもらいたいが、写真や映像アートを志す人、仕事にしている人、そして好きな人はぜひ見てもらいたい。まさに美しい計算されつくした、デザインされた写真が2時間連続して投影されているような映画だ。そしてメイキングを見ると、なるべく合成やCGを使わずにリアル映像で撮っている。とくに映画冒頭のシーンのコンポジションは最高に美しい。その1コマをプリントして額に入れて飾りたいほどだ。そしてグリーンランドの氷山の上をヘリコプターが飛ぶシーンはまさに涙もの。


今回はショーンペンがLIFEの契約フォトグラファーの役をしている。彼はデジタル全盛の現代に超アナログフォトグラファーでNikonF3Tとライカで仕事をしている。そしてフィルムはKodak Tri-X。(もちろん彼はアナログ派で携帯電話やメールやSNSは使わない)心憎い小道具であり拍手を送りたくなる。でも世界中の写真家こうでありたい、こうであり続けたいという姿を演じてくれている。映画はメディアの仕事がお金や効率ではなく、人が作り人とのつながりが大切だとも伝えている。今やそんなことはないお金だ効率だという人もいるかもしれない。でも映画のメイキングを見るときキャスト並びに全スタッフの製作現場の雰囲気と生き生きした表情、そしてとてもクリェイティビィティあふれる発言は、映画がみんなで、楽しさも苦労も共有してつくる総合芸術だということを知らされる。

今回は時代設定は現代でもあり70年代でもある。そのため美術スタッフは当時のLIFE本社の窓ガラスの素材を手に入れ、セットのリァリティーさを出している。またLIFE本社のフロアーセットの模型を使い、室内撮影でキャストを撮るカメラアングル&フレーミングの検証もしている。ここまで計算して作りこんでいるとは思わなかった。ぜひ写真が好き、映像が好き、そしてアートが好きと言う方見てください。そして日本の映画関係者。なにかが、日本映画が失った計算された活動写真の美しさがここにあると感じました。もう一度言います、2時間美しい写真が続いている映画です。一緒に見た家内も「映像がすごい綺麗でかっこいい」を連発していました


記事写真はショーンペンが使用したNikon F3Tはうちにないので、僕が20年使用しているNikonF3Pです。もしかしたらこの映画の主役は雪豹を狙うF3Tだったのかもしれない。


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by masabike | 2014-08-25 00:07 | 美味しい食べ物 | Comments(6)
Commented at 2014-08-25 02:16
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by sakazakishingi at 2014-08-25 07:11
是非観てみたいです。
Commented by solao at 2014-08-25 10:32 x
自分もこの映画は今年見た中でBEST3に入ります。まだ8月ですが確信します(笑)。
しかも途中の、意中の人が歌うトム少佐の歌に後押しされて、
乗りたくないヘリに飛び乗るシーンで確信しました。(CGでない自然のハレーションも奇麗でした)

でもこの映画の神髄はショーンが雪豹を撮らないシーンですね。
そして探していたネガに写っているのは雪豹(美しいもの)だ、と言うところ。

相原さんもやはり世界を飛び回ってお仕事されているわけですが、
本当に美しいものに出会った瞬間、思わず撮らずにその瞬間を楽しもう、自分の目に脳に焼き付けるだけにしようと思われることはありますか?
素晴らしいフォトグラファーの皆さんのおかげで、私たちは息をのむような瞬間、景色を写真として目に出来るわけですが、
さらにそのい一歩奥、「究極の瞬間」というのは
フォトグラファーだけにしか目にしてない(写真に撮られていない)のかもしれない。
LIFEを観てそういうことも思いました。
Commented by masabike at 2014-08-25 14:53
カギコメさんへ
ぜひワイン片手にゆっくりお楽しみください
Commented by masabike at 2014-08-25 14:54
sakazakiさんへ
ぜひゆっくりご覧ください
Commented by masabike at 2014-08-25 14:57
saolaさんへ
コメントまさに同感です。ヘリのシーンのハレーション。ものすごき効いています。もし計算しつくしていたのだとしたらすごいです。究極の瞬間、あまりに綺麗でシャッターを押すのを忘れたことが一度だけあります。それは今でも心に残っています。近々ブログの記事にUPいたします
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