FUJIFILM X20
先日フランス大使館からご招待いただき、フランス大使公邸で行われた、細江英公さん講演会にお伺いいたしました。今回は細江氏が長年にわたり撮り続けたロダン美術館のロダンの作品をモチーフとした細江ワールドの作品の発表会でした。
5年ほど前に細江さんにはお会いしたことがあります。相変わらずお元気そうでとても気さくな方でした。作品はとても、あの三島を撮った三島薔薇作品とは良い意味でコントラストなとても穏やかで気品のあるものでした。今回は国立西洋美術館 研究員でロダンの専門でもあられる大屋氏との対談インタビュー形式の講演会でした。もちろん西洋美術館にもロダンは展示しております。
今回の講演で一番驚いたのが(僕の勉強不足でもありますが)細江氏早く50年にわたりフランスでロダンを撮影していることでした。そして今回「約50年撮影してきたけど、やっと最近思うように撮影できるようになったことかな」とおっしゃってさらに「でも本当に良い作品撮るのにあと10年はかかりますね、だからお酒も節制して健康に注意しています」「それからロダン美術館に行ったら、思うような光が来るまで1日中、美術館で待ちますし何日も通います」そしてさらにびっくりしたのが細江スペシャルの赤いリコーGRデジタルで手持ちで撮えしている点でした。この点においても「やはり三脚で固定されると思うアングルが撮れないのと、写真が固くなるので使わない。いまこんなに小さくて軽くて写りが良いカメラがあるので、手を伸ばし手配アングルからも、しゃがめないようなローアングルからも撮れるので面白いね、いまさらライカなんか使えないよ」と驚きの発言でした。さらに三脚だけではなく脚立も使われていないとのことでrす。それについても「いつか美術館から作品が評価されて、「細江さん脚立をお使いになりませまんか」と言われるようになりたいな」とおっしゃっていました。その謙虚さと柔らかさがさすが本当の巨匠です。まさに大変失礼な言い方かもしれませんがカメラ小僧がそのまま大人になった、そんなおちゃめな感じの巨匠です。でもそのキャラクターを引き出しつつ作品の内容を写真やロダンの専門でない人にも噛み砕き、伝えるキュレーターでもある西洋美術館の研究員大屋女史の眼力というのはさすがだなと感じました。
多くのメーカー写真ギャラリーはいまだにキュレーターを置いていません。そこにカメラ大国ではあるけど写真大国ではない矛盾点があるかもしれません。
そして今回一番教えられたのが、撮影に時間をかけること、待つこと、そしてひたすら続けること。色が出ない光が出ないからフォトショップでレタッチするなんて細江さんが聞いたらたぶんとても悲しむと思います。でも最近の多くのフォトグラファーが現場や作品撮りにあまりにも多くの時間をかけなくなっていると思います。今年でオーストラリアを撮影して25年目ですが、まだまだ若造だなと思い知らされました
でも今回、さらに驚きなのがこのフランス大使公邸です。素晴らしいお庭でとても東京の都心だとは思えませんでした。そしてファッションの国だけあり大使はじめ大使館の皆様がとてもおしゃれでした。またシャンパン美味しかったです。いただいたご招待状もおしゃれです。生まれて初めてムッシュアイハラと呼ばれました(笑)お招きいただきました、フランス大使並びにフランス大使館の皆様に御礼申し上げます
相原正明写真展Spirit 6gatu 15~28日
昨年11月下旬 35000人のなかより選ばれた3名の超ラッキーな方と行った
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