梅小路 機能美

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FUJIFILM X-Pro1 18mm 35mm モノクロ Rフィルターモード
今回梅小路ではC53とC55を中心に機能美、機械美、走るメカ作品という観点で撮影した。昔は走ってくるSLばかりで停まっているのは撮らなかった、というか撮れなかった。昔は機関区で悠長に三脚構えての撮影なんかできなかった。

いまの時代、動態保存機関区とはいえ、生のSLがじっくり撮影できるのはありがたい。でもやはりSLはモノクロがいい。今回はデジタルだったけど、次回はじっくり4×5で撮影したい。動輪のスポークの傷の一つ一つ、職人さんたちが作り上げた、走るための部品の形や鋳型のあとまでじっくり撮りたい。今回もファインダーを覗いていると鳥肌が立つぐらい美しい機能美を感じた。製造当時はノスタルジーや旅愁ではなくその時代の最先端のテクノロジーと最速や最強を目指して走るためだけに作られたマシン。今ののぞみのN700系みたいなもの。だからヨーロッパに行くと各国の国鉄がしのぎを削り作り上げている新幹線たちは美しい、DBのICEやタレスやTGVなど国力のコンペティションが駅で見れるこんなに面白いものはない

個人的には乗り物、機械物の撮影好き。昔は時刻表の撮影のカメラマンかモータースポーツ誌のカメラマンなりたかったぐらい。特に機械物ではSLか新幹線もしくは貨物列車が好き。なにかパワフルさを感じます。どうもイベント列車系はひいてしまいます。そしてバイク、走るための機能以外は何もない、まさに機械馬の機能美。4輪車にはない独特のメカむき出しのすごみがあります。あとは撮影したことないけど、ジェット戦闘機かスペースシャトル。そういえばNikon使いの名手 柴田三雄さんのとられた、スペースシャトルや戦闘機は鳥肌が立つぐらいにきれいでかっこよかったです。やはり一つの目標、目的に的を絞り作られたものはかっこいい。その目的を余すところなく伝える柴田氏の写真集「震える日」は日本の写真史に残してもよいと思う名作です。当時のコダクロームの映し出す思いアンダー目の色とニコンのレンズの切れの鋭い硬さと相まって恐ろしいぐらいにきれいでした。冷戦時代の恐怖と狂気と機能美が同居している不思議な写真集です。またキャプションも素晴らしかったです。

今の日本で究極の機能美と言ったら、やはりJAXAのロケットかもしれない。何十億キロの旅に向かう衛星を打ち上げるロケット。機能美と意外と宇宙の職人さんたちの匠のこだわりの塊です。いつかJAXAのロケット打ち上げを撮ってみたいと思います。8000分の1秒のハイスピードの世界と、スローシャッターで1~2秒ぐらいで打ち上げを撮影したらきれいかなと思います。いつか宇宙に向ける撮影がしてみたい。2006年、ドイツ・フォトキナのプレスカンファレンスで、インドのジャーナリストの女性に「相原さんの次の撮影したい場所はどこですか?」との問いに「Moon!」と言い会場をびっくりさせました。当たり前ですけど行ったことないのでよくわかりませんが、真空なのでとてもシャープに写ると思います。クレーター越しの土星やアンドロメダをパノラマ縦位置で撮影したら、すごくよいでしょう。landscapeから飛躍しいつか人類初のMoonscapeいやSpace scape photographerになってみたい。真空ということで究極の風景の機能美が撮れると思う


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by masabike | 2012-07-25 06:44 | 鉄道写真 | Comments(2)
Commented by みつる at 2012-07-26 21:15 x
はじめまして、初めてコメントいたします。
 数年前、S5繋がりでここへたどりつきました。
ときどき拝見しております。
 オーストラリアの写真はもちろんですが、磐越西線や梅小路の写真が出てきて驚きました。
相原さんの4x5、そして本格的な磐越の作品も拝見したいものです。
楽しみにしております。
Commented by masabike at 2012-07-27 08:40
みつるさんへ
4X5の作品はしばらくお待ちください。これからもよろしくお願いいたします
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