平凡な朝

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 今日も一日が始まります。朝起きて、暖かい布団から抜け出して部屋の電気をつけて、キッチンに行き、水道から水をやかんに注ぎお湯を沸かし、オーディオをONにしてFMラジオを流す。雨戸を開ける。朝の光が部屋の中の花瓶に差し込む。そしてお茶を入れて奥様を会社にお見送り。平凡な一日が始まる。でもとっても貴重な、大事な平凡ないちにち。

日本にいるとこの平凡な大事な一日を忘れてしまうことがある。オーストラリアの荒野でキャンプをしていると、この平凡な一日がとても大事なことに気がつく。意t日の撮影が終わりキャンプを設営し、野戦色の夕飯を取り、眠りに付く。このとき今日は暖かく安心して眠れるのだろうか?変な動物や虫は来ないだろうか?体調は大丈夫かな?身体に不具合はないかな?明日きちんと、朝日が見れるだろうか?

隣の町、いや一番近くに居る人でさえ400キロ、500キロ先のときがある。孤独と孤立と不安の中で眠る。時には砂漠で異常低温で寒くてぬれないことがあれば、熱帯雨林で高温多湿で深夜でも35度近く、湿度100%バーボンを飲んで酔いつぶれないと眠れない。外はアンドロメダまで続くような闇夜

朝まで寒さで眠れないこともあれば、朝起きると一晩でかいた、自分の汗がテントの床にたまっていることもある。朝起きて、限られた水からコップに生ぬるい水を飲む。歯を磨く食器を洗うのに水はもったいなくて使えない。でも朝の光が地平線から来たときの明かりの、こんなに力強いのかと幸せなのかと感動する。


蛇口をひねれば水が出る、スイッチをつければ電気がつく、テレビやオーディオ、ネットがありなんでも手に入る。そして暖かい食事と、そして一番大事なのは暖かい布団で安心して一晩眠れる。この平凡が出来ない人が多くいるシ、忘れてしまう。3・11を期にぜひ平凡な事の大事さを考えてみていただければ。この母なる40数億年の生命体地球は、もしかしたらそれを一番人類に伝えたいのかもしれない。ネットやソーシャルネットワークの声に心を傾けるのではなく、自分を取り巻くこの地球の声に耳と心と五感を方無照るときかもしれません


また明日平凡な朝が迎えられるように




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by masabike | 2012-03-13 08:34 | マイガーデン | Comments(0)
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