六花亭

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FUJIFILM X-S1 スーパーマクロ使用


今回も帯広ではしっかり六花亭でスィーツを食べました。特にここのサクサクパイとアイスクリームは最高です。スーパーマクロ機能付きのX-S1でしっかりよってレンズにアイスがつくぐらいによりました。それを横で笑ってみている友人がいます。帯広の写真家で戸張さん。北海道で一番尊敬するフォトグラファーです。彼は自身の作品で、北海道の風景をモチーフに、シンプルだけど一度見たら忘れない、only oneの世界観でTOBARI Worldを撮影しています。でもそれとは別にもう一つの側面があります。それは道内でもTopクラスのコマーシャールフォトグラファー。その彼が20年以上撮影し続けているクライアントさんが六花亭さんです。店内のすべての写真が彼の作品です。とくにスィーツものが多いので、白が基調ですからライティングもむずかしいですし、またアイスクリームや生クリーム系は溶けたり、変色したり形が崩れたりしますので、時間との勝負です。

また企業広告で風景や人物も撮影します、以前は社員証の写真も彼が撮っていたそうです。要はクライアントさんのすべての要望に最低でも100%答えているということです。と同時にクライアントさんの存亡も彼の作品にかかってきています


その難しいクライアントさんを、何十年にもわたって撮影してきたことは、単にテクニックだけではなく、ビジネスマンそしてサービス業としてのきちんとしたスタンス、そして人柄だと思います。特にデジタル化の時代、多くのデジタルフォトグラファーはPC系のオタク的な要素も加わり、コミュニケーション能力、と対面営業能力が不足しています。やはり企業の顔になる広告を撮影させてこの人物は大丈夫と!安心させる言動、行動、そしてTPOが求められます。

僕も21歳でこの広告メディア世界に入り、気が付いたら30年。この間、多くのフォトグラファーをはじめイラストレーター、コピーライター、デザイナーさんを見てきました。そして多くの人が自分の前を通り過ぎて、今でも現役の方もいれば、消えてしまった人も多いです。特にその中でもフォトグラファーは浮き沈みと、消えていく人が多いです。ほかのクリエイティブ商売に比べ、体力視力など肉体的なものも多いのです、デジタルなどの機材の変化への対応求められて大変なうえにが、毎年多くの新人が入ってきます。だから常に上を目指さないと、常に自分の作品を作り続けないと、そして常にクライアントさんの要望に応え、しっかりした信頼関係を気づかないと、あっという間に沈みます。消えます、あるフォトグラファーはレストランでウエイターさんの仕事をしていますし、あるフォトグラファーはビルの掃除人をしています。そしてあるフォトグラファーは場外馬券場で予想屋さんと新聞売りをしています。(別にそれらの商売を卑下するつもりはないですし、その商売でプロとして自覚と誇りを持っている方も多くいらっしゃいます。ここでいいたいのは、それまでの華やか仕事からあっという間に手を抜くと去らないといけないということです)場合によってはこの世の人ではなくなってしまった人も悲ししいかな多いです。


以前もブログに書いたと思いますが、代理店の営業マン時代、ある銀行のボーナスキャンペーンのプレゼンで、スタッフ全員に「銀行さんのプレゼンなので、頭取とかいらっしゃる可能性もあるので失礼のないように、外部のクリエーターもスーツもしくはブレザーでネクタイ着用」という指示が出ました。通常でもうちの会社は、不動産や金融のクライアントさんが多いので基本的には、打ち合わせはスーツもしくはブレザー、これがクリエーターも含めての鉄則でした。でも当日、あるフォトグラファーさんがアロハみたいなシャツで着ました。「スーツでお願いがいしていたのですが?」と尋ねると「いまこれNYで流行ってるんだよね」との答え。まだ時代はバブルでした。うちの上司に相談すると「そのフォトグラファー外せ、いつかクライアント問題起こすから」ということで、なんと当日フォトグラファーの降板がありました。コンペが撮れて、本番では別の人でうまく撮れました。その人は、いまどうしているのか僕も知りません。広告やではチームワーク作業です。クライアントさんやクルーとうまく仕事ができないとお声がかからなくなり、消えてしまいます。また問題を起こすと、意外と写真&広告の世界は横のつながりがしっかりしているの撮影クルーや、現像所や、メイクさんやスタイリスト、そしてADさんの間で「あいつはチームワークを考えないとか、仕事のたびにクライアントと問題を起こすなどのうわさが広まると、仕事を干されたり、この世界からひどいと抹殺状態になります。だから一つのクライアントさんと何事もなく、素晴らしい仕事ができるというのは並大抵の努力ではないです。かくいう僕も、今までフォトグラファーで20年間、うまくやってきましたが1度だけ、若気の至りでADとぶつかり仕事を自ら降りてしまいました。もちろんその時はその仕事で派生した費用は全部自分でモデルさん代も含めてかぶりました。そんなこともありましたが何とか楽しく無事に仕事をしています。だから話は戻りますが、戸張さんというフォトグラファーをとても尊敬し信頼しています。そして僕も最近また新しいクライアントさんとお仕事をさせていただいています。今度ブログでご報告しますのでお楽しみに!!




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by masabike | 2012-02-26 09:33 | 広告仕事 | Comments(0)
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