足立美術館庭園

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FUJIFILM X100

足立美術館で庭園を見ていて感じたのは、意外と昔の日本の庭師やアーティストは、物事を色よりも形と陰影で見ていたのではないかなと、どちらかというとモノクロームの世界で見ていたのかもしれないと感じた

それは日本の庭園やお寺を、カラーとモノクロ両方で撮影してみると、個人的にはモノクロのほうが収まりが良いとか、言いたいことがしっかり伝わるような気がする。写真を習い始めたころ、考えてみるとすべて撮影はモノクロ(カラーが高くて買えなかった)だから常に光の当たり具合や、形や構図に注意力が集まっていた。色は考えていなかった。いまはそのおかげで対象を見たとき、感じたとき無意識に陰影と形を頭の中で整理することができるようになった。かえって色が邪魔してしまうこともある

中学~高校まで基本的にはモノクロ+50mmの世界。そのあとはモノクロ+28mm、大学生の最後のころはモノクロ+500mmの世界観で見ていた時もあった。ただ今でも心の視点のスタンダードはモノクロ+50mm そしてすきなのは28mmの世界観。多すぎる機材やズームレンズは時として自分の世界観を濁らしてしまう。


by masabike | 2011-09-24 09:44 | 日本風景 | Comments(0)
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