FUJIFILM x100
北海道で我を忘れて、ペットボトル握り締め、涙しながら夜明けのテレビ中継応援しました。本当に日本の歴史に残る快挙です。テレビの終わった後「そうだスポーツ新聞!!」と思いましたが網走からさらに奥に行ったところに撮影でいたので、東京みたいにスポーツ新聞が手に入りにくいことに気づき、奥様にメールしてスポーツ新聞各紙買っておくことを命令しました(実際は土下座しておねがしました(笑)
いつもオリンピックやワールドカップの大勝負で大ニュースのときはスポーツ新聞を各紙買います。目的は新聞によって写真の内容やレイアウトタイトルが違うので比較検討して、特にどこの新聞社のカメラマンが良いかお勉強します。今までは比較的スポーツではサンケイスポーツが良かったです。
この方法は日大の新聞学科の写真広告コースだった時に毎週授業で各紙比較検討して勉強していたからです。当時は一般紙のほうが中心でしたが、時々スポーツ紙もやりました。そして同じニュースを自分たちでも写真を選び、トリミングしキャプションやタイトルを付け、ダミーの紙面を作る授業をよくやらされました。先生は当時の読売新聞の写真部長で福島先生という方で、その日の朝の読売の写真部のベタ焼き(当時まだデジタルは無いのでフィルムのコンタクトプリントを持ってきてくれました)を持ってきていただき、学生がその中より写真を選ぶ授業でした。
一番印象に残っているのが当時、函館空港にソ連のべレンコ中尉がミグ29と言う最新鋭戦闘機に載って亡命してきたニュースが飛び込みその写真を選び自分でダミー紙面を作ることでした。
学生たちは戦闘機の写真やピストル(らしきもの?)を持ったパイロットと戦闘機に写真を選び「第3次世界大戦か!」とか「世紀の逃亡」なんてタイトルをつけて紙面を作りました。そしてそのあと実際に読売新聞の紙面を見せてくれました。それは衝撃で今でも覚えています。
タイトルは「お月様だけが知っている」と書いてあり、函館空港で夜、撮影した写真でした。縦位置の写真で滑走路の上の囲いとその上に輝く満月が写っていました。飛行機は囲みの中で見えませんでした。ミグは機密保持のため?目隠しの囲いに覆われターミナルから見えなくなっていました。他紙は囲いの端から見える尾翼や、そんな感じの写真でした。福島先生が学生たちに説明してくれました。
「ミグ自体の写真は号外やテレビで国民は死ぬほど見ているので、今後はどうなるかと言うのが、今後の展開なのでそれを暗示して、囲いに覆われた中にミグと言うなぞが隠れていて、誰もが真実はわからないけど、その日天空に輝く満月だけは囲いの中が見えるので誰も知らない真実を見ているのかもしれない」と言うことでその写真とタイトルにしたと言うことです。それはそれはセンセーショナルで今でもその授業は鮮明に覚えています。
そんあわけでよく新聞各紙まとめ買いします。今回もサンケイスポーツ、日刊スポーツ、スポニチ、報知と4紙買いました。結果から言うとサンスポが1番、2位が日刊スポーツ、3位スポニチ 報知は4位。
サンスポは一番みんなが見たがっている、沢の顔が一番良い表情で、紙面構成やタイトルが良かったですし、GK海堀さんのPK戦の足でとめた瞬間が一番ベストタイミングで写っていました。報知を4位にしたのは紙面構成と写真が本当に、読者が何が見たがっているのか本当に考えているの?と言う個人的には感想でした。皆さんいかがでしょうか?あくまでこのインプレッションは個人の感想ですので、ご理解ください。でも各紙にいえるのが、サブカットでよいので、より内面を捉えるようなヒューマンな写真やよりアートチックなのが見たかったです。どうしても日本の新聞写真(タイトルや紙面構成も)は最近客観的過ぎると感じるのですが・・・。皆様どうお感じですか?これは震災報道にもいえたことですが。いろいろえらそうでごめんなさい
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