FILM&IMAGE

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皆さんはFILM&IMAGEという機関紙をご存知ですか?フジフイルムさんが全国のFCC会員並びに写真屋さんで販売している機関紙です。ちょうど3月に出た2010Spring号に写真と記事が掲載されているのをご紹介します。今回はスナップの極意?です。詳しくは記事のコピーも下に添付しましたのでご覧ください

ちなみに表紙は桜写真家の鈴木一雄さんです。これを目印にお探しください



フィルムを現像するとタスマニアの原生林の写真の次に谷中の佃煮屋さんの写真があります。ドイツの石畳の写真の次に広大なワイルドフラーの広がる西オーストラリアの写真があります。一見、支離滅裂なフィルム並びです。でも僕にはとても普通に感じます、それはすべての写真が小さな旅から始まっています。子供のころ自分の家を出て、隣の町の知らない路地を曲がったらどうなっているのだろう。自転車ではらはらどきどきで出かけて、恐る恐る曲がった路地の先の景色、それが最初の第一歩です。そしてたまたま回った路地のはるか右にあったのがオーストラリアの大自然、左にあったのは下町や知らない国の路地裏散歩でした。
 ただ違うのは命がけで300%コンセントレーションして撮る写真と、なんかいい香りがするなー、お腹すいたなー、そうだもう5カット撮ったら、お蕎麦屋さんに入ろうとか、カフェで写真集でも眺めようかな~~なんていう違いです。そして入ったカフェで綺麗な光がケーキなんかに差し込んでいたらもう涙物です。気合の入れ方は違いますが、根底はわくわくどきどき好奇心です。
そんなときカメラは必ず手巻きのフィルムカメラを使います。35mmであればNikonF2かF3、ブロニーであればハッセルブラッド503CXやGF670です。モータードライブ付のNikonF3やF6、を使うともう戦闘モードになってしまい、1時間で10本20本のフィルムを消費してしまいます。当然顔つきも本気モードなので鬼のようになってしまいます(友人たちは金剛力士像と僕を呼びます(笑)だから手巻きのカメラで休日モードで撮ります。正しクラッセだけは、その小型性が大事なので自動巻上げでも使います。

路地裏撮影で一番大事なことはそこの空気を壊さないことです。そのためにはいつも笑顔を路地裏撮影では心がけます。もし皆さんのおうちの前に鬼のような顔をしたカメラマンが来て、皆さんの家族やかわいいワンちゃんや家の写真を撮っていたらどう思います?「うわ―変なやつ」とか下手したら「おまわりさ~~ん」になっていまします。どんなすばらしい感性と機材をもっていてもこれでは台無しです。だから路地を撮影のときはいつもその町を楽しむ、その町の住人になりきることを心がけています。だから必ず笑顔とそしてご挨拶です。どんな知らない人でも、知らない街でも笑顔で会釈したり、「おはようございます!こんにちは!」といって嫌がるところはありません。これは多民族が暮らし言語習慣宗教食事が異なるオーストラリア、とくに現地のキャンプ場で学んだことです。笑顔と挨拶ができない人は受け入れられないどころか敵にもなることがあります。だからこの2つを心がけ、好奇心を忘れずにそしてシャッターを押すことがとても楽しいと感じたら路地裏撮影はとても快感になります。下手をしたらオーストラリアの荒野での作品よりもすばらしいものが撮れます。撮影に場所はあまり関係ないと僕は思います。大自然では頭のセンサーを戦闘アクティブモード、路地裏でスマイルグルメモードにしています。そうすればそれぞれのシーンでとても楽しくも撮れますし、いい作品も撮れると思います。 僕はもともと日本での仕事が不動産広告の仕事がメインでした。お客様がそこの街にお家を買い住みたくなるような「うわ~こんな街でお買い物したいな」「日曜日みんなでこの公園で散歩したら気持ちいいよね」「こんな路地を歩いて家に帰ったら気持ちいいな」なんてシーンをいつも撮影していました。そしてそこで知らない間にどんな初めての街でも小さな発見をするというトレーニングをされていたのかもしれません。つまり路地裏撮影スナップは風景写真にも、ポートレイトにもすべてつながる写真の原点だと思います。皆さんもぜひ次の週末、というよりも明日の朝から、路地を曲がったら何があるのだろうという好奇心モードで撮影してください。きっとすばらしい光と影と時間に出会えると思います

キャプション
カラー
1)赤い車 撮影地 イタリア アマルフィー
Nikon FM3 Nikor28mm RDPⅡ

寒い秋の夕方、降る雨でさえも赤く見えるほど、南イタリアには赤が似合う。雨の一粒一粒しっかり撮りたかったので、広角で濡れながら寄って撮った

2)クッキー屋さんの女の子 ドイツ アーヘン
クラッセW  PROVIA 400X
ドイツ語が一言もわからない僕は手振り振りでのお買い物。でもお店に入ったときのご挨拶「グーテンモーゲン」と最後の「ダンケシェン」だけはしっかりドイツ語でご挨拶。店を出るとき彼女が手を振っていたのが今でも印象的。また行きたくなる国がひとつ増えてしまった。

3)秋の午後 ドイツ ローテンブルグ
クラッセW PROVIA 400X
初ドイツ旅の翌日、フランクフルトから当てもなく列車に乗ってドイツの田舎町にきた。歴史とメルヘンの世界。お店のガラスに映るのは景色ではなく歴史そのものだった。


モノクロ
1)東京 谷中 大晦日の午後
Nikon F2 Nikor28mm アクロス100 赤フィルター

路地で買った10円団子をほおばり坂を上る。まだ3時少し前だというのに陽は傾いている。終わり行く年とともに太陽も終わり行く。伸び行く影に今年一年最後の光に胸が妙に締め付けられる。最後の一光、明日もいい光が来ますように!

2)東京 谷中 箱入り猫
Nikon F2 Nikor28mm アクロス100
 いつもここで日向ぼっこをしている箱入り猫。世界で一番幸せな環境かもしれない。
外に出たくなると板塀にあいた小さな扉から下界にお出ましになる。普通であること、ゴージャスな暮らしでなくても、ブランドがなくても、何もない平凡がとても大事な幸せというのを路地裏を歩いていると感じる。それはお金では買えない平凡というブランドかもしれない

3)東京 谷中 染物屋さん
Nikon F2 Nikor28mm アクロス100
 毎年暮れになるとここの染物屋さんに来る。理由は新しい年の干支の手拭を売るからだ。海外に行くとき必ず手拭を持っていく。手拭という日本独特のものを持って旅すると、何か文化という誇りを持って旅をしている感じがする


こんな感じでスナップとっています。この感じで5月8日にワークショップいたします。ご参加お待ちしております




これからの相原正明イベントです。よろしくお願いいたします
1)西オーストラリア州ワイルドフラワー撮影ツアー

2)5月8日スナップ撮影ワークショップ

3)写真弘社 プレゼンテクニックワークショップ
34)GF670青森ワークショップ&スライドトークショウ

5)ホテルニューオータニ GWイベント

6)5月8日 新宿クラブツーリズム オーストラリアスライドトークショウ
7)5月15日 富士フイルム GF670 スライドトークショウ 旭川
8)5月22日 富士フイルム GF670スライドトークショウ 福島
9)5月23日 富士フイルム GF670スライドトークショウ 秋田



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by masabike | 2010-04-13 06:54 | 写真集等出版物 | Comments(4)
Commented by widow-motokichi at 2010-04-13 11:17
仲良くするのだけは得意ですが
ケーキに陽が当たっていたらクリームが溶けちゃうのでさっさと食べます^^;
そこが大違い!
Commented at 2010-04-13 20:54 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by mirimiri75 at 2010-04-13 22:18
東京に住んでいたら 絶対 参加するんですが・・・・。
Commented by final_impression at 2010-04-14 22:46
ハイ!今度笑顔で路地裏行ってきます!
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