Nikon D700 Nikkor 28~70mm
「マサ!!オリンピックに出るようになったらロンドンまで写真撮りに来てね」そんなことを屈託のない笑顔でメーガンは夕ご飯のときに話しかけてきた。
タスマニアに行くと僕にはもうひとつ別の生活圏があります。そしてもうひとつ別の家族がいます。それは現地でホームスティをしている(悪く言えば居候(笑)からです。)
僕のホームステイ先、Barryさんファミリーには3人のお子さんがいます。とはいってもみんな30歳以上ですが。その中でも特に末っ子のメーガンがすごいです。筋金入りのアスリートです。
2年ほど前にもホバート郊外のマウントウエリントンヒルクライムレースで2位になって以来(1位はシドニーオリンピックのゴールドメダリストでした)それ以来トレーニングにも力が入り、最近タスマニアでのトライアスロンやマウンテンバイクレースには必ず表彰台に上るほどです。
今回もホバートへ帰ると前以上にトレーニングに励んでいました。あれほど好きだったビールもやめているみたいです。わけを聞くと「3月27日にある24時間自転車レースで表彰台に上りたいの!」といっていました。
「それでは将来、有名になった時に、必要だからプレスリリース用の写真を撮ってあげるよ」と近所のベルリーブのビーチで撮影しました。最近は背中の筋肉も盛り上がりすごいです。もう充分エイリアンともターミネイターとも戦えそうです、マナブッチなんか一ひねりという感じです(爆)
撮影をしているとメーガンは地元のオバチャマ方にも大人気で「メーガン元気?レースがんばってね」と気さくに声をかけてきます
このはじけるような笑顔からメーガンパワーは出てくると思います。そして僕の山の中の撮影が終わり、街に出て「今日家に帰るから」とメーガンに連絡すると「マサ!聞いてよ24時間レースで3位になったんだよ。そして10月に首都のキャンベラで開催される全世界マウンテンバイクレースに招待されることになったんだからすごいでしょ!!!」と元気いっぱいの声で電話で話してくれました。帰り道、僕はシャンパンを買って帰りその晩タスマニアの家族みんなで乾杯しました。
いつかゴールドとグリーンのオーストラリアのナショナルカラーのユニフォームに包まれた、はじけるような笑顔の女の子がオリンピックか世界選手権に出てくるかもしれません。それがメーガンです。ぜひみたらTVの前、PCの前で「Go Meghan Go !!」と応援してあげてください!
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