写真展まで、あと2週間少々。DM発送作業に追われております。DMはあまり早く配送されても忘れられてしまうし、ぎりぎりでもだめだし。あと到着日が新聞広告のチラシが多い日だと埋没してしまうし、元広告代理店の営業マンの性でいろいろ発送日考えていま発送しております。たぶんブログご覧の方の中でも、あっ家にも今日来たよという方いらっしゃると思います。
もしDMご希望の方はブログ右のバナーのメールアドレスにお送りください。予備がある限りお送りいたします。ご希望に添えない場合は申し訳ありません。
今回、2000通以上のDMを発送しています。DM代だけでも馬鹿になりません。でもブログをはじめるまで1回5000通ぐらい発送していました。そういえば今回DMの、宛名シールだししていて気がついたことがあります。「あっこの人、会社辞めてしまった」とか「あ~^リストラされてしまったんだ」とか「この会社なくなってしまったんだ」とか切実に考えさせられました。DMハガキに貼れなかったシールが台紙に残っているのを見て胸が締め付けられました。こんなに知り合いが居なくなったんだと。テレビや新聞の報道で見るのと違い、自分の目の前にそのいなくなった人や会社の分だけのシールが現実として残っている。かなり切実です。
フリーのフォトグラファーやクリエーターも明日がわからない商売です。仕事がなければただの失業者です。でもフリーのフォトグラファーやクリエーターは自分から進んでなった人がほとんどです。そこがリストラや倒産と違います。ですから心構えと覚悟があったと思います。でも突然リストラや倒産は、心構えや覚悟はないです。まさかの事故みたいなもんです。そして肩書きや組織というバリアーがなくなる恐怖はすごいと思います。裸で雪山に放り出され、生き残りたかったら町まで歩いていけ、といわれるようなものです。
昔、サラリーマンを止めてオーストラリアへ行き、しばらくプーチャンだったころ、銀座で昔お仕事をおねがいしていた、イベント会社の人にあった。「よお!アイちゃん元気?」「???」だった。会社員のころは「相原さん」と呼ばれていたのでびっくりした。そのあと、別の外注のスタッフの人にお会いして「いまプーチャンなので、ひまなので飲みに行きませんか」といったら「またいつかね」といわれた。そんな時、会社を辞めるとはこうゆう事なのかと実感した。自分がいかに会社という肩書きとブランドと組織に頼っていたかということが実感しました。でもそのときの恐怖と疎外感と不安は言葉では言い表せないものでした。
バブル絶好調のときでもそうなので今だったらなおさらです。
どうか今大変な皆さん、僕のDMシールが貼れなくなってしまった皆様、どうか写真展に遊びに来てください。オーストラリアの写真を見て元気になってください。会場でたくさんおしゃべりして元気になってください。皆様が戻ってきてくれることを心からお待ちしています!
次回 相原正明スライド&トークショウは10月15日
フォトアート銀座お申し込みはフォトアート銀座までおねがいいたします
あと
10月17日富士フイルムスクエアで開催いたします。お申し込みは富士フォトサロン(電話03-6271-3351)までお願いいたします。17日トークショウまだお席ございます。ぜひぜひご参加ください。写真絵本「ちいさないのち」プロのナレーターによる朗読もあります。
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