成田空港20年・・・・。

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↑写真のみFUJIFILM HD-1フジクロームRDP100

昨日友人がパリに行くので見送りに成田空港に行った。5時前に家を出て成田に向かう。いつも成田に行く時は自分が仕事で海外に行く時なので、見送られることはあっても見送りにいったのは初めてのこと?

GW直前金曜日なので早朝にもかかわらず、JALなんかの団体カウンターは物凄い人出。本当に不景気?と思うくらい。友人がカウンターの手続きをしている時ボーっとしているといきなり20年前の初めてのオーストラリア旅立ちがフラッシュバックしてきた。まだそのころは旧第一ターミナルのみの成田空港でした。1988年3月広告代理店の営業マンに終止符をうち、いつかはパリダカのその夢のステップの第1歩でのオーストラリア。バブル経済絶好調の日本。砂漠にバイクで行くなんて馬鹿なんじゃないか、とかせっかくいいお給料もらっているのにもったいないとか言われましたが、どうしても自分ではフォトグラファーになる夢が捨てきれなかったので決断しました。それとやはり営業マンは向いていないと思いました。まさに釣りバカ日誌の浜ちゃんみたいなペケ営業マンでしたので30前に転機を造ろうと考え会社を辞めました。

オーストラリアに行く時英語は全くだめ、オーストラリアに知り合いなし、個人での海外旅行経験なし。もう旅立ち1ヶ月前ぐらいから心臓バクバクでした。航空券も当時ディスカウントでキャセイパシフィック航空・香港1泊つきで3ヶ月オープンで36万円でした(そのころディスカウント航空券は少なくとくにオセアニア線は!普通に買うと50万円ぐらいでした)。とうじ今のHISの前身である秀インターナシショナルというディスカウント代理店で買いました。新宿の雑居ビルの屋上にバラックの事務所で社長の澤田さんみずからチケットを売られていました。航空券とバイク代ともろもろで退職金と貯金のほとんどをはたきました
そんなこんなで成田に着くとき不安でいっぱいで、誰か行くのを辞めたらと引き止めてくれにかなと思うぐらいでした。オーストラリア一周2万キロ、しかもギブソン砂漠を横切る「ガンバレルハイウエイ」横断なども含めて、かなりハイリスクな旅が予想されました。家では出発1週間ぐらい前から毎晩、家族親戚一同での食事会で最後の晩餐と言う感じでした。成田に行く朝、万が一のことを考え遺書を書きました。机の下にそっと入れて家を出ました。

いまでも成田に友達が送ってくれた湾岸道の景色、当日の空港ターミナルの光景が昨日のようです。家を出るときバイク用のブーツを履いたのですが、はく時足が震えているのが自分でも解かりました。夢の実現のワクワク感と恐怖が表裏一体になって心を揺さぶっていました。寝袋などの生活道具、バイクのパーツを航空会社のカウンターで預ける。もう後戻りできない。覚悟を決めました。口の中はカラカラです。「僕は冒険の扉を指し示すだけ、その扉を開けるのは君だ」パリダカの創設者ティエリーサビーネの言葉です。僕も夢の扉を自分でもう開けてしまったのです。カウンターの女性が「お座席は窓側、通路側どちらがいいですか」と聞かれたので「窓側」と答えました。到着するオーストラリアの大地を真っ先にこの目で見たかったからです。あともう一つは「ひょっとしたら帰ってこれないかもしれない、空の彼方に溶け込むまで、九十九里の海岸、日本列島を見納めで見ておきたい」と思ったからです

飛行機が離陸して、九十九里浜の海岸が午後の光で輝いているのが見えました。遠くに東京も見えます。飛行機の窓ガラスが割れるのではないかと言うぐらい額を押し付けて景色を見ました。でもだんだん目頭が霞んで景色が解からなくなりました。シドニーまでの14時間フライト中人生のいろいろなことがフラッシュバックしていきました。

そしてシドニーに着いて、バイク屋さんでバイクを手に入れたときの写真が上の1枚です。シドニー南のサザーランドにあるGUSS LOO Motor Bike Shopでの1枚で。マシンは今でも乗っているHONDA XL600RM-G改です。まだ顔がひきつった笑です

そんなことを成田に田って思い出しました。あっと言う間の20年。まさに青年老い易く学なりがたしです。初回の豪州のあとパリダカの夢は大きく変わり、アウトバックを撮影するようになりました・まさに成田での1歩が人生の転機になったわけです。この不景気いろいろ大変です。僕も大変です。でも転機は意外なところに転がっているかもしれません。そんなことを思っていると友人の手続きが終わり朝ごはんになりました。4時からおきているのでお腹ペコペコです


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と言うわけで天ぷらそばとカレーで行っちゃいました。この食欲も20年前も同じでした。まさに昔から肉食系でした。こんどまた成田に立つ時はどんな人生の転機が訪れるのだろう。楽しみです

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by masabike | 2009-04-25 10:28 | Motor Bike | Comments(12)
Commented by silvadog at 2009-04-25 11:23
テキストを読んでて、なぜだかぼくも武者震いがしてきました。一歩を踏み出すことが、とても大事で怖いことだとも感じ感動しました。でも、朝からカレーと天そば食べた話でずっこけました(爆)
Commented by burg at 2009-04-25 11:24 x
ストーリー、まさに人に歴史ありですね。
20年前の相原さんに・・・絶句です(爆)
Commented by ふじた at 2009-04-25 11:47 x
私も初海外がオーストラリア、バイクツーリングでした。
自分の当時のことを思い出しました。
希望と不安が入り交じった感覚・・・

今朝はトーストにベジマイト塗って食べました。(笑)
Commented by えこたび at 2009-04-25 12:07 x
初めまして。お邪魔させて頂きます。
どこから、相原さんのページにたどり着いたからわからないのですが...
オーストラリアのステキな写真にとても感動しました。
私は、オーストラリアに少ししか行ったことないんですが、すっかり魅了されてしまってます。
写真はカメラをどう使うかもわかってない素人です。ステキな景色をみると、どうにかしてこの景色をとどめておきたいと写真を撮るのですが、全くうまく撮れなくて帰ってきてから凹みます。
写真集もよく買うんですけど、やっぱり自分が実際に見て感動した景色の写真が欲しい...
本当に相原さんの写真、ステキです。これからもお邪魔させて頂きます。勝手にリンク頂いていきます。
Commented by Pombo_Brasil at 2009-04-25 13:21
震えた数だけ男は成長するんですね。
Commented by ラガー at 2009-04-25 14:48 x
成田には、様々な想い出いっぱいあります。
旅立ちの心境をボクも想いだし懐かしい・・・。
いいなぁパリ!もう何年も行ってない。
乗ればすぐなのに。
バスティーユ通りの散歩、是非お勧めです!
Commented by mohtakec at 2009-04-25 16:20
この記事を読んで、10年前の自分のことを思い出しました。
同じように「夢の実現のワクワク感と恐怖が表裏一体」になって、体が震えていたのを覚えています。
結局、日本へは戻らず、現地政府で働く身に。
振り返れば人生の転機ですが、その時はそんなことを思う余裕もなく(笑
Commented at 2009-04-25 16:54 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by マナブ at 2009-04-25 20:21 x
僕の初の海外はロスアンジェルスでした。
一人っきりでの海外生活、全てのことにビビりました。
20年前の相原さん、今とだいぶ違う、、、。(驚)
Commented by leaf at 2009-04-27 01:16 x
オーストラリアへ行くと決めてから、いろいろ調べれば調べるほど、期待でワクワクテンションがあがっていく一方、自分がしようとしていることを回りに話すたび皆に心配され、自分でもだんだん不安になったり・・・。でも、この一歩を踏み出さない限り、何も始まらないと感じています。やらずに後悔するならやって後悔したい、そう思っています。
Commented by yoko at 2009-04-27 13:37 x
私も思い出しました。19年前同じようにオーストラリアに行ってバスで2ヶ月半かけて1周したことを。あの頃の毎日ワクワクしていた気持ちを思い出させてくれてありがとうございます。これからでも何か出来そうな気がして来ました。
Commented by csunyan2 at 2009-04-28 05:09
夢に向けての第一歩、いい顔していますねぇ。
自分もフラッシュバックしてしまいそうでした。
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