FUJIKINA in Tokyo

FUJIKINA in Tokyo_f0050534_18064001.jpg













FUJIKINA in Tokyo_f0050534_18064046.jpg







FUJIKINA in Tokyo_f0050534_18063901.jpg


FUJIFILM X-Pro2+FUJINON18mm


昨晩、FUJIKINAにお邪魔しました。X-E3や新しいレンズ群の発表。とても華やかなイベントでした。そして盛りだくさんのワークショップ等。しかもそれを三井倶楽部で開催、とてもおしゃれです。三井倶楽部は普段は三井関係者あるいは三井の役員以上の推薦がないと入れないと聞いています。以前、あるイベントの撮影で2度ほど入ったことがありますが、日本ではないみたいにすごいのと、日本の匠たちの凄さを見せつけられました。

写真もアートの1つ。やはり見るため、楽しむための雰囲気は大事です。おしゃれな場所で発表会、僕は賛成です。しかもドレスコード付き。当然だと思います。僕の海外の個展のオープニングパーティー、ドレスコードはスマートカジュアルでジーンズ、スニーカー不可です。雰囲気を楽しむためには雰囲気を楽しむお約束は存在します。またクライアントにとって発表会はビジネスの場です。当然です。以前、CP+の会場で、クライアントに初対面のご挨拶に来たカメラマンがカメラマンベストでした。撮影の途中ではありません。そうゆう方はプロ失格です。ですからフォトグラファーではなく、単にカメラを持っているだけなので、僕はカメラマンと書きました


FUJIKINAみたいに雰囲気を楽しむ、写真のイベントとても大事です。



FUJIKINA in Tokyo_f0050534_18063989.jpg











FUJIKINA in Tokyo_f0050534_18063956.jpg

三井倶楽部とても素晴らしかったですが、驚いたのが、階段わきにさりげなく展示されていたブロンズ像がロダンでした。気が付かれた方は、どれぐらいいらっしゃいますか? このさりげなさがかっこいいです。いつかこの建築とロダンをGFXのアクロスでじっくり撮ってみたいです。ちなみに、三井倶楽部の隣はオーストラリア大使館。ぼくの大型作品が7点 パーマネント展示されておりますが、一般非公開です。ごめんなさい




# by masabike | 2017-09-08 18:19 | イベント | Comments(0)

閖上の浜 釣り人

閖上の浜 釣り人_f0050534_08202064.jpg

Nikon D5+Nikkor70~200mm


閖上の浜に人々の生活が戻ってきた







# by masabike | 2017-09-07 08:23 | 日本風景 | Comments(0)

閖上の浜 

閖上の浜 _f0050534_08201067.jpg
Nikon D5+Nikkor300mm

 閖上の浜にまた力みなぎる朝が来た

セコムホームライフ グローリオレジデンス名取駅前マンション広告撮影作品





# by masabike | 2017-09-07 08:22 | 日本風景 | Comments(0)

富士山暁図


富士山暁図_f0050534_08165427.jpg
FUJIFILM X Sreies FBより転載です


【和の「写心」 By Masaaki Aihara】

「富士山暁図」山梨県 本栖湖
FUJIFILM GFX 50S + FUJINON GF32-64mmF4 R LM WR
フィルムシミュレーション Velvia/ビビッド

シャッターを押したとき、自分で気持ちが高ぶっているのに気がついた。息が荒い。富士山を撮りに来るのは数年ぶりだった。夏も終わりに近づく朝。天気予報を見ると、天気がかなり不安定。でも不安定な時こそドラマチックな出会いがある。

夏の富士山、ともすると絵葉書的になりやすい。でも不安定な天気は時として、吉と出る。ぼくは夏の空気感、できれば夏空の雲のH2Oの一粒までも克明に写しこみたくて、GFXを選んだ。5000万画素越えのハイスペックは克明に写る反面じゃじゃ馬。しっかりした三脚、レリーズ、そして露出を要求する。
午前4時前、まだ闇夜に富士山がそびえている。そしてわずかに雲の色が紫に変わると、その後は1秒ごとに色と明るさが変化する。僕は露出も小刻みに変え、かつアスペクト比も3:2、1:1、65:24と3つの変化をつけて撮りまくる。7種類のアスペクト比が選べるカメラは少ない。それだけ作画のバリエーションが広がる。32GBのカードが、まるで1GBのカードのように消費されていく。

そしてクライマックスは突然やってきた。自分の白いTシャツがなぜピンク色なのか疑問に思った瞬間、天空が真紅に染まった。そのとき僕は小細工せず、霊峰富士とまっすぐ対峙しようと思い、3:2のフォーマットを選択。構図も真正面より直球勝負した。こんな時は、プロでもあわてる。そして最高の瞬間ほどケアレスミスが出る。だがGFXのダイヤル操作、メニュー選択等はXシリーズで現場で鍛えられたもの。写真家が現場で何を考え、何を欲し、次にどんな行動に出るかを研究し尽くしたGFX。絶対にはずしたくない決定的瞬間に、写真家の気持ちに見事にこたえてくれる。

ハイスペックなカメラはいろいろある。でもハイスペックだけでなく写真家の心の動きにこたえてくれるカメラはとても少ない。撮影が終わりモニターを見たときに、笑いが込み上げてきた。満足の1枚。もしあなたが人生に残したい絶対的な1枚を撮りたいのであれば、僕はGFX以外、この宇宙には存在しないと思う。ぜひこれから訪れる秋の素晴らしい日本をGFXで撮るのはあなたの番です。

 




# by masabike | 2017-09-07 08:17 | 日本風景 | Comments(0)

FUJIFILM Facebookより 琵琶湖 白鬚神社

FUJIFILM Facebookより 琵琶湖 白鬚神社_f0050534_19405785.jpg


【和の「写心」 By Masaaki Aihara】

「原風景」滋賀県 琵琶湖 白髭神社
FUJIFILM GFX 50S + FUJINON GF23mmF4 R LM WR
ISO2500 14sec

天気予報を見ると不安定な天候。それこそ神の到来と思い、琵琶湖白髭神社に向かう。このエリアは「日本の原風景」と呼ばれるエリア、多くの写真家がそこの光を追い続けてきた。今回は僕もその光に挑戦するために、深夜の国道を車で西を目指す。時刻は午前3時、カーオディオは「翼をください」をリフレインする。撮影前のお気に入りの曲。撮影前はかなり音楽でテンションを上げる。オーストラリアの荒野ではQUEENが圧倒的に多い。特に、ここ一番では“We Are the Champions”撮影前に「よっしゃ」と気合を入れる。この朝というか、深夜はこれから始まる、夜明けのドラマで、予想外の光がほしかった。白髭神社は観光撮影スポット。普通の光では作例写真、観光写真になってしまう。それからの逸脱は、イレギュラーな光が必要。だから「翼をください」を聞く。僕の心の中では「光をください」だった。

まだうっすら東の空に夜明けの、しずくが1滴ぐらい垂れる時。ぼくはGFXをセットした。レンズはFUJINON GF23mm、一番の広角を選んだ。そしてカメラを縦位置で仰角を大きめにとった。変化する空を大胆に入れ、大きく『間』を撮ることで、夜明けの空間と琵琶湖の大きさ、そして人の作ったものの、小ささを表現したかった。東の空の朝の光のしずくが大きくなるころ、空から水滴が垂れてくる。黒い雲が西から東に流れ込む。心で描いていた世界が始まりアドレナリンが分泌する。だが点からの水のしずくはレンズを曇らせる。なるべく露光時間を短くするためにISO2500/14secの露光にする。超高画素のGFXはISO2500までUPしても、その画質はびくともしない。その感度でもしっかり流れゆく雲の重厚な質感。湖面の水の質感。さらに闇夜に浮かぶ鳥居の存在感と鳥居から遠景の山並みへの奥行き感。これぞ中判画質の本領発揮だった。どんなに素晴らしい画質設計をしても、奥行き感と存在感や質感は、中判高画質にはかなわない。これはフィルム時代からの変わらぬ定義。日常の景色、定番な景色が、狙った光とそれを余すことなく再現できる画質があれば、作品に昇華できる。この日、GFXの得意とする4つのアスペクト比(3:2,1:1,16:9,パノラマ)、さらにVelvia・ASTIA・ACROSと3つのフィルムシミュレーションを組み合わせることで90GBの撮影ができた。撮り終わると、もう朝8時過ぎ。4時間に及ぶ、朝の光との格闘は終わった。白髭神社の神様は僕のGFXのセンサーに「光をくれた」。


# by masabike | 2017-09-06 19:42 | 日本風景 | Comments(0)