カテゴリ:日本風景( 1287 )

FUJIFILM X series Facebook 5月31日より転載 

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「Kodama」 東京都 文京区 六義園
FUJIFILM X-Pro2 + FUJINON XF16-55mmF2.8 R LM WR
フィルムシミュレーション Velvia/ビビッド
アスペクト比 1:1

昔のかっこいいポートレイトは6×6が多かった。主題が真ん中に来て力強さ、あるいはコンセプトが明確に訴えてきた。でも6×6などのスクエアフォーマットのカメラはお値段も高かった。何よりも印画紙に対して無駄な面が多く出てしまう。そんな時にフィルム全盛時代、富士フイルムからGF670&670Wという6×6、6×7の2つのアスペクト比が使えるカメラが出てきた。もう嬉しくてすぐに2台とも手に入れて、いまでも大事に使っている。広い風景の時には6×7、主題を強く主張したい時は6×6を使用した。

僕も含めてフィルム時代は多くの写真家が、自分の作品の表現のために、どのアスペクト比を使うかは大きな課題だった。それはつまり心の中でどう見えるか、どう表現したいかに関わることだった。しかしデジタル一眼全盛になると、アスペクト比というのは忘れ去られた感があった。だがミラーレスの登場で、大きく変わってきた。Xシリーズの大きな特色の一つはアスペクト比の選択だ。ある日の昼下がり、徳川時代からの庭園を散策していると、新緑が空に向かって広がっているような巨木に出会った。広がる緑、木の幹の力強さを表現するために、それまでの3:2のアスペクト比から1:1に変えた。カメラポジションもレンズも、それ以外のセッティングも何も変えていないが、ファインダーに見えたのはまるで異なる世界観だった。特に木の幹の存在感、まさに木が「我ここにあり」と訴えかけてくるようだった。たった一つの操作が、いつも見ている景色を一変してくれた。無限の可能性を持つXシステム。あなたもまだ使っていないXの技を見つけてほしい。きっと見つけた先にあなたらしい新しい表現作品が待っているはずだ






by masabike | 2017-06-23 06:11 | 日本風景 | Comments(0)

FUJIFILM X series Facebook 5月24日より転載 

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「初夏の根津神社」東京都 文京区 根津神社
FUJIFILM X-T2 + FUJINON XF16-55mmF2.8 R LM WR

「どうしたら写真が上手になれますか?」と聞かれることが多い。いつもその答えは同じ「たくさん撮ることです」これはスポーツ選手と同じこと。たくさん練習をすれば技術も磨かれるし経験もつく。そして写真の場合は、よりカメラと人写一体になれる。その次に、お答えすることは、毎日でも撮りに行かれるホームグランドを作ること。どこにどんな光が来る。あるいは季節によりどう見えるか、それが把握できればよりじっくり被写体を観察できるし、マンネリにならないようにいろいろ工夫する。

今回の被写体である東京・根津神社は子供のころからよく遊んでいた場所。祖父が下町の大工だったので、この界隈が好きで、一度根津神社で遊んだあと、家まで7キロぐらい祖父と歩いて帰った。5歳の時である。「どうして電車で帰らないの?」「おじいちゃんは今日は御足がないんだよ(昔の人はお金を御足と言っていました)」そう言われとぼとぼ帰った記憶があります。
ですから写真を始めた学生時代からよくここに通っていました。この日も「そうだツツジが見ごろ」と家からバイクでご近所散歩ののりでやってきた。レンズは FUJINON XF10-24mm、XF16-55mm、XF50-200mm。ご近所散歩の割に重装備ですが(笑) 小一時間撮影をして、池を眺めながらお茶を飲み祖父との思い出に浸っている時、誰かがパンを投げて、それをめがけてコイとカメが朝ごはんに駆けつけた。思わずとっさに撮ったのが今日のカット。X-T2、多くのX-Photographerがアドバイザーになり作りあげられた、人写一体になれるカメラ。最高のシャッターチャンスも、そしてもちろん富士フイルム80年の色の歴史がどんな色も、逃しません。そして楽しく夢中に撮ることもX-T2は忘れていません。ぜひ日常の中に楽しく夢中に、そして本気で撮れるカメラと暮らしてみませんか?
気がついたらあなたは自分の写真が「上達したね」と言われることが多くなるはずです。

 




by masabike | 2017-06-23 06:09 | 日本風景 | Comments(0)

FUJIFILM X series Facebook 6月21日より転載 

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「霧中紅白華図」長野県 八ヶ岳 原村付近
FUJIFILM X-T2 + XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
フィルムシミュレーション ASTIA/ソフト
電子シャッター使用

八ヶ岳山麓に咲く艶やかな花。初夏の季節、青空をバックに撮影したら、強烈な彩でインパクトのある作品になるだろう。ただ、それではインパクトはあるが、よくありがちな作品になってしまうかもしれない。

今回はとても細かい霧雨が降っていた。それをソフトフィルターとして使い、遠景の木を、空間を埋めるアクセントとして使った。そして花の密集感を出すためにあえて近寄らず、遠方より100-400mmのズームで約160mm付近を使い切り取ってみた。もちろんブレを少しでも防ぐために、シャッター振動の少ない電子シャッターを使用した。

風景を撮るとき、個人的には被写体に思い切り近づき、広角レンズでデフォルメし、力強さを出すか、あるいは100-300mmの望遠域で切り取り、シンプルにするかが好きだ。この2つを組み合わせることで写真展等でのメリハリを、色+構図で付けることが出来る。それにより作品の流れを、お客様に飽きずにご覧いただくことが出来る。「出来るだけ近づく、出来るだけ離れる」これが風景写真の、1つの方法だとも思う。実はこの言葉、子供のころから尊敬していたゴジラの生みの親 円谷英二監督の残された言葉。

出来るだけ近づく、そしてできるだけ離れる。Xシステムなら広角10mmから超望遠400mmまでカバーしているので、思いのままの遠近感そしてワーキングディタンスがとれる。でも最後に必要なのはファインダーで思い切り自分の心の風景を表現するための、あなたの心の勇気だと思います。ぜひ、梅雨の時期、雨を味方につけて良い作品をお撮り下さい。





by masabike | 2017-06-23 06:05 | 日本風景 | Comments(0)

しずくの時

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FUJIFILM X-T2+FUJINON16~55mm ACROS mode

当たり前のように梅雨になると雨がこの島国を多い潤す。しかし世界には真っ赤な乾いた大地しかないところもある。雄大な風景は写欲をそそるが、しかしそこにいるからこそ、小さくても繊細でそしてうるおいのある景色が撮りたくなる。陰と陽、裏と表、乾と潤この2つを写すことで初めて地球のポートレイトが表現できると感じる。そして人と自然、この対比も大事である






by masabike | 2017-06-17 16:43 | 日本風景 | Comments(0)

FUJIFILM X series Face Book5月11日より

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【和の「写心」 By Masaaki Aihara】

「桃源郷色彩」 山梨県 勝沼付近
FUJIFILM X-Pro2 + FUJINON XF16mmF1.4R WR
フィルムシミュレーション Velvia/ビビッド

花を撮影するときマクロを使うが、意外とマクロ以外のレンズもよく使う。その訳は自分の視点ではマクロの世界観と合わない時があるから。僕は花を撮るとき、超望遠を使い、色のコラボレーションの美しさ、パターン化したの美しさを狙うか、超広角系で花の形のデフォルメ、あるいは深い被写界深度を使い背景との組み合わせのパンフォーカス的な狙いをする。前者ではXF50-140mmの140mmあたり、あるいはXF100-400mmの200~400mmを使い、デザイン的なパターンとして撮る。これは富山のチューリップ畑などでよく使う構図だ。そして後者ではほぼXF16mm一本勝負です。最短撮影距離がレンズ先端より数センチのため、かなり近くまで寄れて、かつ少しデフォルメできるので、背景に対してかなり花が誇張されます。今回は絞りをf5.6で撮影しています。バックを若干ボカしながらも、広角ならではの画角を生かして、後ろにも桃の花が広がっていることが表現できます。

花=マクロという定番から少し違う選択することで自分なりの世界観を表現できます。これは外のジャンルの撮影でも当てはまります。十数年前「Provia 400F」の撮影で、マウンテンバイクのジャンプシーンを撮ったとき、超広角XF14mmを地面に寝そべって構えて、自分の顔の前をジャンプしていくマウンテンバイクを撮影しました。スポーツフォト=300mm/2.8という図式を完全に逆手に取りました。
Xシステムは超広角10mm~400mmまで揃っています。そしてコンバージョンレンズも。このシステムの広がりの中から、必ずやあなただけの世界観を捉えてくれるFUJINONレンズが見つかるはずです。ぜひあなただけの1本を見つけてください。
えっ?僕にとっての1本ですか?難しい質問です。人類にとって、水と空気とどちらが必要ですか?に近い質問です。でも僕の今の作品制作でお気に入りの1本はXF16mmF1.4です。最近のメイン作品はこれで撮っています。いつでもX-T2に装着しています。もう離れられない恋人みたいなレンズです。ぜひ皆さんの1本を見つけてください。見つけた先には素晴らしい作品が待っているはずです。





by masabike | 2017-05-24 10:38 | 日本風景 | Comments(0)

FUJIFILM X series FB 5月17日より




【和の「写心」 By Masaaki Aihara】

「花精満開図」 山梨県 勝沼付近
FUJIFILM X-Pro2 + FUJINON XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
フィルムシミュレーション Velvia/ビビッド

春から初夏にかけて、Xシリーズが最も威力を発揮する季節。秋の紅葉と並びこの季節は桜をはじめとする花々、新緑など色の彩度が求められつつ、空間も求められる。そんな時にフィルムシミュレーション(以下FS)とホワイトバランス(以下WB)の組み合わせは現場での作品の追い込みにつながる。

今回は桃の色の、香るような強烈さを出すために、あえて彩度を+1にしている。通常僕はVelviaの場合は彩度を-1にして、色がキンキンしないようにしている。そしてWBは晴天モード。AUTOにすると、フィルム作品と同じような、太陽光の時間での色かぶりがなくなり、写真展でフィルム作品と並列の場合バランスが悪くなる。この組み合わせで、甲府盆地の強烈な晴天の光でキラキラ輝く、桃の色が撮れたと思う。

前にも書いたように、僕は常にプリントでの仕上がりを意識して撮影している。特に桃や桜は、得てして色、特に彩度が派手になりやすい。広告やスマホで見る場合は彩度が派手なほうが目立ってよい場合もあるが、写真展では目が疲れてしまう。そこでプリント引き延ばしをしたとき、見やすいFS&WBを選んでいる。特に桜や桃はついつい、自分でプリントすると、彩度を上げてギンギンな作品になりやすい。そんなときにプリントに馴れたカメラ屋さんやプロショップのオペレーターさんたちと、コミュニケーションをしてプリントすると、現場での感じが上手によみがえる。XのFS&WBの組み合わせと、お店とのコミュニケーションを上手に使うと、だいぶ自分での画像処理の手間が省け、写真本来の持つ撮る楽しみに集中できる。写真はとても料理と似ていると思う。撮ったばかりの写真は、まだ鍋の中にあるお料理と同じ。お皿というものに盛り付けて初めて料理となる。写真もプリントして、できればPhotobookや額装して初めて、写真として完成すると思う。ぜひGWで撮ったX作品を皆さんもプリントしてください。「FUJIFILM 50,000人の写真展」にもまだ間に合いますよ。傑作はぜひプリントに!!僕も「50,000人の写真展」出します!!
お楽しみに!






by masabike | 2017-05-24 10:36 | 日本風景 | Comments(0)






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FUJIFILM X-Pro2+FUJINON10~24mm

新緑の季節の作品が意外と少ない。よくその理由を考えてみると、その季節はツーリング三昧が多いと分かった。来年からは禁バイクかな? でも緑の再現は全カメラメーカの中でXが一番だと思っています。SONYやPanasonicなど、テレビで色のプロファイリングを持っているメーカーが本腰を入れてきた時、色再現の争いが始まると思う。でもテレビの世界では昔から当たり前だった気もしますが


by masabike | 2017-05-16 07:54 | 日本風景 | Comments(0)

FUJIFILM Facebookより 桃源郷

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【和の「写心」 By Masaaki Aihara】

「桃源郷色彩」 山梨県 勝沼付近
FUJIFILM X-Pro2 + FUJINON XF16mmF1.4R WR
フィルムシミュレーション Velvia/ビビッド

花を撮影するときマクロを使うが、意外とマクロ以外のレンズもよく使う。その訳は自分の視点ではマクロの世界観と合わない時があるから。僕は花を撮るとき、超望遠を使い、色のコラボレーションの美しさ、パターン化したの美しさを狙うか、超広角系で花の形のデフォルメ、あるいは深い被写界深度を使い背景との組み合わせのパンフォーカス的な狙いをする。前者ではXF50-140mmの140mmあたり、あるいはXF100-400mmの200~400mmを使い、デザイン的なパターンとして撮る。これは富山のチューリップ畑などでよく使う構図だ。そして後者ではほぼXF16mm一本勝負です。最短撮影距離がレンズ先端より数センチのため、かなり近くまで寄れて、かつ少しデフォルメできるので、背景に対してかなり花が誇張されます。今回は絞りをf5.6で撮影しています。バックを若干ボカしながらも、広角ならではの画角を生かして、後ろにも桃の花が広がっていることが表現できます。

花=マクロという定番から少し違う選択することで自分なりの世界観を表現できます。これは外のジャンルの撮影でも当てはまります。十数年前「Provia 400F」の撮影で、マウンテンバイクのジャンプシーンを撮ったとき、超広角XF14mmを地面に寝そべって構えて、自分の顔の前をジャンプしていくマウンテンバイクを撮影しました。スポーツフォト=300mm/2.8という図式を完全に逆手に取りました。
Xシステムは超広角10mm~400mmまで揃っています。そしてコンバージョンレンズも。このシステムの広がりの中から、必ずやあなただけの世界観を捉えてくれるFUJINONレンズが見つかるはずです。ぜひあなただけの1本を見つけてください。
えっ?僕にとっての1本ですか?難しい質問です。人類にとって、水と空気とどちらが必要ですか?に近い質問です。でも僕の今の作品制作でお気に入りの1本はXF16mmF1.4です。最近のメイン作品はこれで撮っています。いつでもX-T2に装着しています。もう離れられない恋人みたいなレンズです。ぜひ皆さんの1本を見つけてください。見つけた先には素晴らしい作品が待っているはずです。

 
Photography by Masaaki Aihara






by masabike | 2017-05-16 07:36 | 日本風景 | Comments(0)

静寂

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LUMIX GH5+LEICA100~400mm

 超望遠レンズは時として、肉眼で小さな1点を凝視、あるいは小さな1点が心に残る情景を切り取ってくれる。日常の見慣れた風景を非日常の、自分だけの世界として見せてくれる。今回の撮影で選んだ焦点距離は280mm(フルサイズ換算だと560mm)日常では見ない視点だ。

ただこの作品はまだ未完成だ。なぜならまだプリントしていないからだ。この情景の光と色にふさわしいプリントを選び、プリントの匠たちの意見を聞いてプリントにして、初めて作品となる。僕は家のプリンターでは作品はプリントしない。なぜなら完成時のあんばいを、匠たちは計算してくれるが、ホームプリンターではそれはポテンシャル的に不可能だ。プロラボのマシンとお家プリンターの差はF1と市販車以上の差だからだ。そして匠たちのアドバイスも大事だ

だからいつも僕はプリントは、クリエイトや写真弘社の匠たちと意見を交換しながら作り上げていく。作品はプリントして初めて作品となることをぜひご理解ください





by masabike | 2017-05-12 08:00 | 日本風景 | Comments(0)

高ボッチ山隈 20170510

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FUJIFILM X-T2+FUJINON50~140mm
朝起きたら大雨の高ボッチ山でした。麓にさがりしばらくすると雨もやみ、ぬれた新緑が美しかったです




by masabike | 2017-05-11 15:07 | 日本風景 | Comments(0)