カテゴリ:日本風景( 1350 )

FUJIFILM X series Facebook 11月1日より転載 

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【和の「写心」 By Masaaki Aihara】

「紅葉霧雨図」長野県 八千穂高原
FUJIFILM X-T2+FUJINON XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR

撮影で一番怖いこと、それはなんだかわかりますか?バッテリー切れ?メディア不足?それもありますが、僕が考える一番怖いことは、被写体から眼を離すこと。フィルム時代はフィルム交換が一番怖かったです。その間は完全に被写体から眼を離すからです。デジタルになってからはフィルム交換の恐怖から解放されましたが、そのかわりメニュー設定に夢中になりチャンスを危うく逃しそうなことがありました。Xシリーズになりその不安は大きく解消されました。それはQボタンでカスタム選択が一目でわかるようになったからです。今撮影している自分の画質を中心とした設定が一目瞭然でわかります。

Xを使うプロカメラマンやX Photographerが、他機種からXに乗り換えた理由で多いのが「Qメニューのおかげで、被写体から眼を離す時間が短くて済む」「設定がファインダーを見ながら短時間で済むので、撮影のリズムが乱れない。特にモデル撮影の場合、モデルのテンションやリズムを崩さないから」そんな理由が多いです。風景でもよい光や雲の動きが素晴らしい時、被写体から眼を離したくないですし、一番は撮るリズム感が崩れるのが嫌です。だから僕は先週も書いたとおりにカスタムメニューに被写体別基本設定をいれておきます。

C1 ACROS+R 風景モード
C2 ACROS+G 人物モード
C3 Velvia 風景 紅葉 朝日 夕日モード
C4 ASTIA 風景 雪 霧 雨モード
C5 クラシカルクローム ストリートフォトモード
C6 プロネガ STD Food インテリア モード

今週の作品はC4のATSTIAをベースに撮りました。紅葉だったらVelviaでしょ?という方も多いと思います。でもこの場合はあえて、ASTIAを選びました。理由は霧雨のしっとり感と、白樺の白の質感を出すためです。Velviaだと、白樺の白の上に、マゼンタ色が少し載り白の色味の艶やかさが変わるからです。ただこの場合、普段C4でColor(彩度)を-2にしている設定を逆に+2にして紅葉の赤が浮かび上がるようにしています。このようなこともほとんど被写体から眼を離さず短時間で出来ます。素早く設定して素早く撮る。これがシャッターチャンスを逃さない極意です。ぜひ皆さんも秋の光をQボタンの活用で、ぜひ逃さず捉えてください。

 
Photography by Masaaki Aihara
http://fujifilm-x.com/ja/photographers/masaaki-aihara/






by masabike | 2017-11-01 20:31 | 日本風景 | Comments(0)

晩夏 日本海

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FUJIFILM X-T2+FUJINON18~135mm

ついこの間、夏の日本海を撮ったと思ったのに、もう冬の撮影の準備をしている。時がたつスピードが増加している。家にいると撮影に行かなくてはと思う、恐怖感に駆られる。時間が10倍ゆっくり流れてくれればよいと、11月を迎えて思う朝だった



by masabike | 2017-10-31 08:55 | 日本風景 | Comments(0)

FUJIFILM X Series FB 10月25日より 

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【和の「写心」 By Masaaki Aihara】

「晩秋黎明図」北海道 屈斜路湖 (美幌峠より撮影)
FUJIFILM X-T2+FUJINON XF10-24mmF4 R OIS

大きな風景を撮るときに、一番重宝しているのが今回のXF10-24mm。
このレンズが登場するまで、Xシリーズを使っていてもランドスケープ撮影でこの1発での決めカット、いわゆるキラーフォトと言うのが自分の中では少なかった。超広角なので広く写せることは当たり前だが、心の中で見た「遠近感」や「デフォルメ感」これがこのレンズの登場により、思うままに表現できるようになった。それまではXF14mmを使用していたが、大陸サイズの風景になった時あと一味欲しかった。XF10-24mmの発表が決まり、広告の撮影を頼まれた時に、真っ先に思い浮かんだのが美幌峠からの屈斜路湖。そのスケールの大きさと気象変化の激しさによる、目まぐるしいイメージの変化。当時同時発表のX-T1と併せてここしかないと、即決したロケ地。

今回も自分の背後から、大地を覆うような雲が覆いかぶさってきた。その圧倒的存在感を出すために10mmワイド側めいっぱいで撮影した。また美幌峠のように気象変化の激しい場所では、フィルムシミュレーションも秒単位で変更する。Velvia ASTIA ACROS各モードを頻繁にチェンジする。そんな時にQボタンにセットしたカスタム設定は、撮影者の心のイメージに素早く対応し、かつ被写体から眼を離す時間も少ないのでシャッターチャンスも逃がさない。ちなみに僕のカスタム設定は下記の通りです。

C1 ACROS+R 風景モード
C2 ACROS+G 人物モード
C3 Velvia 風景 紅葉 朝日 夕日モード
C4 ASTIA 風景 雪 霧 雨モード
C5 クラシカルクローム ストリートフォトモード
C6 プロネガ STD Food インテリア モード




こんな感じで設定して、それぞれの現場にあわせて名前を付けて、さらに追いこみ作品を作りあげます。細かい設定は・・・・企業秘密です 笑。
カスタム設定に関しては、たくさん話すこともあるので次回にも詳しくお話しするつもり。ぜひXF10-24mmとフィルムシミュレーションを自分の物にして、ダイナミックな紅葉をお撮り下さい。 To be continued











by masabike | 2017-10-31 08:31 | 日本風景 | Comments(0)

寒山凍霧図 三国峠

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Nikon D850+Nikkor300mm
RAWデーター~lightroom

巷ではNikon D850が大人気。一部では2ヶ月待ちの報道も。でも少し元気がなかったNikonさんこれで、息を吹き返したみたいでよかったです
お試しで借りたD850.カラーよりモノクロームにするとその画素数のUPの恩恵がよく解ります

諧調表現が豊かになり、暗部の描写が素晴らしくなっています。これでプリントしてメートル越え、できれば2メートルぐらいのプリントをバライタペーパーで制作したら素晴らしいと思います。今回の画素UPで被写体とレンズの間の空気感がものすごく表現できるようになりました




by masabike | 2017-10-28 17:57 | 日本風景 | Comments(0)

北辺月光図

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Nikon D5+Carl Zeiss Distagon 15mm

満月の夜、お気に入りの木が月夜に向かい、背伸びをしていた。

我ここにあり、撮るべし そんな風に言われている気がする
今回の機材はNikon D5。多くのカメラ雑誌のテスターカメラマンがスペックでのみD5を評価している。それは大きな間違え。D5のうわべしか見ていない。本当のフラッグシップモデルの凄さは、カメラの存在を忘れるほど、マンマシン一体になれる凄さ。カメラの存在を忘れるほどの体の一部になる操作性能。それに心のスイッチと連動しているかもしれないと思わせる、シャッターフィーリングトストローク。Nikon D5をスポーツや報道のカメラと思うと大きな間違え。瞬間を捕獲しセンサーにとじ込めるためのマシン。風景だろうが、ポートレイトだろうが、すべての光はD5にロックオンされたら逃げることはできないと今回の風景にD5を使用した時に感じた。

カメラをスペックでのみ評価をする時代、N VS C など対決評価する時代。もういい加減にやめてほしいと思う。どのシーンにどの機材が最適か、あるいはどのような作品作りに向いているか、数字に出ないところで評価してほしい

FUJIFILM Xシリーズでもそうだ。相変わらず、一部のデザイナーや印刷会社では APS-C jpegだから印刷入稿は画素が足りない、xシリーズでの入稿データーはピクセル数が足りない。いやになってしまう。進化しているデジタル機材を評価してほしい。xシリーズにしても畳3帖大上にひき伸ばせるのだから、A4の雑誌ではへのカッパということを!!

カメラ=スペック そろそろ終わりの時代と感じます





by masabike | 2017-10-28 17:05 | 日本風景 | Comments(0)

北の光彩

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LUMIX GH5+LEICA12~60mm

大雪山のふもとは、秋の色にあふれかえっていた
レンズ フレーミング 各種設定をこれほど変化させて撮ったのは久しぶりだった

そういえばミラーレスカメラを使っている、フォトグラファーはどうして、3:2のアスペクト比に縛られているのか?とても謎に思う。機材の重度が増したら、視点の自由度も増していかないと思うのだが?

絵師は自分のイメージに合った、紙のサイズを選ぶ。でも多くのフォトグラファーは35mmフィルムのアスペクト比に、いまだに縛られている。カメラはデジタル化したが、心は昔の儘に感じてしまう







by masabike | 2017-10-27 07:38 | 日本風景 | Comments(0)

飛翔

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FUJIFILM X-T2+FUJINON16~55mm Light RoomにてRAW現像


つくづく作品を撮るときに、自分が光を呼び込む力が強いことに感謝する
この日の宗谷丘陵。何かここに来れば、撮れるという確信があり、早朝にチミケップ湖を出て400kmぐらいドライブしてここにやってきた。良い光、風、雲、そして、鳥が欲しいと思ったら、鳥が来てくれた。写真の神様どうもありがとう。以前テレビで漫画家・浦澤直樹氏のドキュメンタリーを見たとき、彼がサムネイルを考えている時に「漫画の神様降りてきてください」とつぶやいたのが、衝撃だった。最後にはやはり、人知を超えた力が欲しくなる






by masabike | 2017-10-22 18:15 | 日本風景 | Comments(0)

Katachi 20171009 #1

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Nikon D850+Carl Zeiss Otus 55mm

D850になり、シャッターショックが軽減され、Otusの線のキレの良さがより浮き立ってきた。ブログではそこまでご覧いただけないのが悲しいです

Otusで撮っている、katachiというコンセプトシリーズは、ここの作品にタイトルがないです。日付順の整理番号だけです。これは富山の写真展でも同じでした
今日の作品は20171009 #1です。このコンセプトで作品を作るとき、色さえ余分でそぎ落としました。タイトルも同じです。タイトルはかえって余計なバックグラインドを想像させるので、このコンセプトでは見たものだけで勝負するために、タイトルさえもそぎ落としました





by masabike | 2017-10-22 18:10 | 日本風景 | Comments(0)

富士山晩夏図

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FUJIFILM X-T2+FUJINON10~24mm


夏の終わりの日。富士に向かった。富士山を撮る機会はあまりない。眺めるのは好きだけど、作品にするとなると、被写体の美しさに頼り切る部分が多すぎるから。この日は富士の頂上が見えなかった。だからこそ、被写体頼みが少し薄れてくれた。頂上が見えなければだめな写真と、決めたのは誰だろう。山と底の光を見たときの、自分の心が洗わせれば、頂が見えるか見えないかは対して重要ではないと、僕は思う。見えない場合はかえって想像力が働くときもある






by masabike | 2017-10-22 10:27 | 日本風景 | Comments(0)

八千穂高原

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FUJIFILM X-T2+FUJINON50~140mm


フィルムシュミレーションでASTIAをどう使いこなすかが、紅葉撮襟の味噌と思っています
派手にするだけでは、紅葉は表現できないことも多いです

ベースのASTIAに彩度とコントラストをどうアレンジするか?毎回悩みます。フィルムのASTIAでは出来なかった芸当です





by masabike | 2017-10-22 10:19 | 日本風景 | Comments(0)