2015年 01月 05日 ( 1 )

20年目のご挨拶


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 新年の初ごあいさつでお墓参りにお伺いしました。2015年は僕がフリーの写真家になって20年目の節目です。1995年5月末、それまで勤めていた広告デザイン事務所のハウスフォトグラファーを辞めてフリーになりました。ハウスフォトグラファーの時は手取りが105000円、お金はどん底になく貯金残高20万円でカメラのローンはたくさんでした。1円でもお金が欲しかったです。

フリーになり何社かご挨拶に伺いました。当時はつながりあるメーカーさんはペンタックスさんのみでしたので、やはりご挨拶にお伺いしました。当時新宿ペンタックスフォーラムのプロ担当で保坂さんという方がいらっしゃいました。ご挨拶絵に伺うと「なんでも力になりますよ」とおっしゃっていただきとてもうれしかったです。機材もだいぶ貸していただきました

ある日「相原さんレーザーカラオケみたいな仕事をしない?」と電話がありフォーラムにお伺いすると、当時できたばかりのニューメディアCD-ROM写真集を出す会社新フォレストの方をご紹介していただきました。当時CD-ROMという言葉はおろかPCすら触ったことがなく、てっきりレーザーカラオケで1曲ごとにうちの写真を使い、歌ったらいくらか入金があるのかな?と思っていました。だから音と映像が一体になったCD-ROMをわかりやすくするために「レーザーカラオケ」という言葉で保坂さんはご説明してくれました。おかげさまで初 CD-ROMオーストラリアは3万枚近く売れて、お金がどん底にない新人写真家はだいぶ創作活動も楽になりました。

でもそれから数年後、僕が砂漠で撮影に行っている間に保坂さんは病で急に亡くなられました。恩返しする前に手の届かぬ世界に行かれてしまいました。確か47歳にだったと思います。今、無事に20年フリーで過ごせたのも最初の礎を築いていただいた、保坂さんのお力だと思います。ですので20年目の最初のクライアントさんのご挨拶は保坂さんのお墓にこの20年のご報告でした。いつか保坂さんに恩返しができればと思っています

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お墓は今でもペンタックスフォーラムの入っている新宿副都心の見えるビルのそばにあります。どうぞこれからもまじめに地道に、そして心のこもった作品を撮りたいと思います。保坂さんどうぞ安心してください。そしてどうぞ見守ってください。お願いいたします。
合掌



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by masabike | 2015-01-05 14:13 | 写真アート | Comments(0)