ウルル 9年ぶりの再会 DAY13

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 ウルルに向かう前に昨日撮影したマクダネルレンジをもう一度地上から撮影に行く。時間がある限りとことん撮ります。今日のポイントはシンプソン ギャップ。山並みの間にある地溝帯の谷間みたいなところ。ここには岩場に住むロックワラビーがいる。公園の入り口に巨大なそして少しおどろおどろしいワラビーのオブジェがある。なぜかオージーはこうゆうオブジェが好きです。その証拠に国立公園の入り口や、道沿いに巨大なカンガルー、インコ、オウム、その他いろいろ出てきます。

そして今日のターゲットはこのレッドガムツリーです。なかなか良い自然のオブジェです
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ウルル441キロ、アデレード1519キロ。う~むアデレードまで行ってみたくなった。美味しいワインもあるし、オイスターもあるし、いい眺めの山の中の暖炉のある秘密のレストランもあるし(ここはオーストラリアで僕のベスト3のレストランです。以前ミスアデレードみたいな女性に案内してもらいました。場所は内緒です)。でもアデレードまで行ったらそのままパースにも行きたいし。えーオーストラリア一周になっちまう・・・・。


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このスチュアートハイウェイ沿いのメモリアルが何かと言うと、以前ノーザンテリトリーで90年代前半政府公認公道キャノンボールが在った記念です。そんなばかなとお思いでしょうが本当です。つい最近までここは速度無制限でした。でもそのキャノンボールで日本人のドライバー(確か歯医者さん)が某イタリアのFがつくスポーツカーでハンドル操作を誤り木っ端微塵になりなくなったそうです。そんなとんでもないところがアウトバックです。

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スチュアートハイウェイのウルルとアデレードへの分岐エルダンダロードハウス。昔バイクで来たときここの2キロ手前でバイクがガス欠してしまい(向かい風が強く普段の倍ぐらいガスを喰ったので)他の車からガスを分けてもらいここにたどり着いたら、ロードハウスのオヤジが「うちもガス欠」と言いなんでといったら「手違いでロードトレインがガソリンを運び忘れた」とのたまい挙句の果て嵐まで来て3日間ここで足止めをくらった忌まわしい場所。そしてなぜかここにも巨大なハリモグラとエリマキトカゲのオブジエが。きっとそのうちオーストラリアはビルの数よりオブジエのほうが多くなると思う

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砂漠で見かけた竜巻。恐ろしいです。以前キャンピングカーがひっくり返るのを見ました


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ウルルカタチュタ国立公園入り口で車にはる撮影許可証をもらう。ここでは許可がないとコマーシャル撮影は出来ない。ただそれでもいくつか規制がある
1)夜間の立ち入り撮影禁止
2)アボリジニの人たちの神聖なエリアは撮影禁止。もちろんアボリジニの人たちの撮影も別の許可が必要
3)企業等の広告撮影は別途許可
4)撮影の前に必ずブリーフィングかブリーフィング用DVDを見る
5)登岩しているところを撮影しない。もちろん自分が登っての撮影も不可
こんかいは自分の写真展用が中心で許可をもらっている

96年ここで撮影のときアボリジニのレインジャーからブリーフィングを2時間受けた。そのとき「本当に日本人は魚を生で食べるのか?」と聞かれたので「そうだよ!」と答えると「信じられない」と言われた。イモムシ食べる人に言われたくないと言う感じだが、食文化の違いは恐ろしいと思った

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9年ぶりのウルル。やっと来ました。やはり見ると拝んでしまいたくなる。地平線の彼方から岩が現れたとき思わず鳥肌が立ってしまった。
ひょっとして皆さんウルルの巨大なオブジエがあるのではとお考えでしょう?実は、実はないです。さすがに神様なので。アボリジニの人たちにとって一番の聖地です。ですからエアーズロックからウルルになってよかったと思っています。もし日本が第2次大戦敗戦後、富士山が「まうんとマッカーサー」とか「マウント ルーズベルト」とか名前が勝手につけられ、そして言われ続けていたらどんな御気持ちでしょうか?それと同じことです。ですから僕のブログや写真展等では正式名称ウルルと呼びます。そして過去マウント オルガと呼ばれていたウルル近くの岩山も「カタチュタ(確かたくさんの頭と言う意味です。違っていたらスイマセン)」と記載いたします。
どうか皆さんも機会がありましたらこの世界一の一枚岩そしてアボリジニの神様を見に行ってください。きつとエネルギーをもらえます。

ウルル見てみたいとお感じになりましたらクリックお願いいたします
by masabike | 2007-04-01 19:51 | アウトバック | Comments(13)
Commented by syasinaniki at 2007-04-01 21:23
こんばんわ。やってきましたF2!感激です。
間違いなく、一生わが家にいることでしょう。相原さんの文章のお気持ちが、またすこし理解できたような気がしました。
ガンガン使うで~~!
Commented at 2007-04-01 23:05
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by masabike at 2007-04-01 23:06
syasinanikiさんへ
F2良かったです、大事にしてください。ただうちのもそうなんですけど発売してだいぶ時間が経過していますモルト(ウィスキーではありません、浦蓋に等に使っているスポンジ)が劣化していないか一度サービスセンターで見てもらってください。うちも一度張り替えに出しました。にこんF2のサービスでなにかあったらコメントお寄せください、もしくは非公開でメールアドレスお教えください。いいサービス会社ご紹介いたします。では大事に可愛がってあげてください
Commented by 二胡 at 2007-04-01 23:51 x
おぉ~ウルル~!!中学の英語の時間に勉強して以来一度は見て見たいと思っていたのですが、名前が変わったんですね~^-^

これって・・・登岩中は撮影不可なのでしょうか??

やっぱり、神聖な地はお伊勢さんでも外国でも撮影不可なんですね~☆
Commented by masabike at 2007-04-02 06:44
二胡さんへ
登岩中もしくは岩のクローズアップもだめです。登岩に関して詳しいことは近々のブログでご紹介いたします。ともかく神様、御神体ですのでご理解お願いいたします
Commented by photo_ehime at 2007-04-02 07:16
最初の写真、つかみ最高ですね。
笑ってしまった。
青空の中の竜巻、恐ろしいというより、見とれてしまいそうです。
オーストラリアでは、いもむし食べるのですか。知らなかった。
私は、今度の旅行でせみ食べてきて、カミサンにひかれてしまっています(笑)美味いとは思わなかったけど、中のどろっとした触感はいい体験です。

Commented by masabike at 2007-04-02 09:18
photo_ehimeさんへ
セミですか????うーん愛媛に御伺いしたときにはセミは宴会で出ますか?
Commented by photo_ehime at 2007-04-02 19:53
ご要望なら、子供心にもどって,セミ取りして、メニューに(笑)
中国で食べたセミは、ちと違う羽の小さいヤツです。
写真撮ってるから、屋台バージョンで載せてみようかな。
Commented by masabike at 2007-04-02 20:49
photo_ehimeさんへ
ぜひぜひ見たいです
Commented by photo_ehime at 2007-04-02 22:03
では、TBです。
Commented at 2007-04-02 23:09
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by syasinaniki at 2007-04-03 00:08
ありがたいお言葉!うれしいなあ
ずっと頼りにさせていただきます!
Commented by masabike at 2007-04-03 21:15
syasinanikiさんへ
F2は当たり前ですけどフルメカニカルカメラです。使わないときでも1ヵ月に1度ぐらいはシャッターを切って中のグリスやオイルを潤滑させてください。あまり大事に使わないと壊れます。使うのが一番いいメンテナンスです。なんでしたらお貸しいただければオーストラリアに持って行き1ヶ月でみっちり200本ぐらいとらさせていただきます(笑)
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