北海道 三国峠


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FUJIFILM X series FBより転載

【和の「写心」 By Masaaki Aihara】

「北国朝霧図」北海道 三国峠
FUJIFILM X-T2 + FUJINON XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR

予想外の展開、これが風景写真の面白さであり、醍醐味であり、そして一番のむずかしさ。予想外の展開、この時はどうだったのだろうか?

北海道・三国峠。大雪山系が十勝平野に交わる紅葉の名所。赤と黄色の絨毯が果てしなく続く。この日も暗いうちに三脚を構える。夜明けの光に浮かび上がる紅葉。レンズはXF16-55mm。フィルムシミュレーションはVelvia。ところが日が昇り始めると、霧が出現。しかもかなり遠方の平野部の森。紅葉を撮るか霧を撮るか?数秒迷った。だが紅葉は前日も撮れている。この霧は今しか撮れない。しかも霧がちょうどよい濃さ。霧の間から森の木々が見える。レンズをXF16-55mmからXF100-400mmに取り換える。そして設定も変更。フィルムシミュレーションをASTIAに変更。霧の柔らかさを出すためにASTIAに。かつあまりおとなしくならないように、彩度を+2に設定。そしてブレ防止のためにシャッター設定をメカニカルから電子シャッターに変更。

霧の撮影を始める。約2時間、霧を追い続けた。その間フィルムシミュレーションはASTIA、ACROS+R、 Proviaをめまぐるしく変更する。その間、彩度とシャドー&ハイライトの調整も行う。さらにはアスペクト比を3:2 16:9 1:1と様々なバリエーションで撮る。
2時間で撮影したのは80GB。実はこの撮影で大きな助けになってくれたのが、Qボタンで呼び出せる、クイックメニュー。ファインダーから眼を離さずに詳細設定がEVファインダー内で出来る。被写体から眼を離す時間を最短に抑えてくれる。それは決定的瞬間を見逃すことが極力抑えられる。ミラー式一眼からXに買い替えるプロフォトグラファーの多くが、このファインダーから眼を離さずに撮影できる、Qメニュー画面をあげる。特にモデル系撮影のフォトグラファーからその声が多い。またISOやシャッタースピードダイヤル、露出補正ダイヤル等。アナログなダイヤル式は指が覚えれば、この操作性で画面から眼を離さずこれも操作できる。いくらAFが早くても、連写機能が良くても、トータルで撮影を妨げない動きが出来なくては、チャンスを失う。X-T2全ての写真家が、シャッターチャンスを失ったときの悲しみから解放されるカメラだと思う。冬の素晴らしい光を逃さないためにXシリーズ使いこなしてほしい。

 



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by masabike | 2017-12-13 21:19 | 日本風景 | Comments(0)
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