FUJIFILM X series Facebook 11月15日より転載 

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紅葉極彩図

FUJIFILMX-T2+FUJINON16~55mm

長野県八千穂高原

 長野県八千穂高原にある、小海町高原美術館。2012年に僕はここで衝撃のアニメーション映画を見た。いまは「君の名は」で世界デビューを果たした新海誠さんの「ほしのこえ」「信濃毎日新聞CM」「秒速5センチメートル」を見た。それまで大手ゼネコンの広告で何度か見て、大変気になっていた作家さんだった。ちょうど秋口、撮影で八千穂高原を訪れたときに、見学に伺った。

作品はストーリも斬新だったがその絵の綺麗さに引き込まれてしまった。特に背景画の透明感、光の捕まえ方。その素晴らしさは今でも心に焼き付いている。彼が生まれ育ったのは八千穂高原のふもと、小海町。何度も撮影以外にもバイクツーリングで訪れている。彼の作品を拝見した時に、小海町の光景、町から見た山並みが脳裏を横切った。そう生まれた土地での光と色が、絵画や写真に与える影響は大きい。

オーストラリアで個展をした時、現地でプリントをしたときに緑と赤の色再現が、まるで日本と異なるので驚いた。かなり日本で見るよりも色が濃いと言うか鮮やか。現地の人たちは誇張するのではなく、そのように見えているらしい。これは瞳の色とは関係がないと、富士フイルムのプリント担当に言われた。多分、生まれ育った環境の違いからくるのだろうともアドバイスを受けた。結果、作品は日本とオーストラリアのテストプリントの間をとった。

もしかしたら日本でも北海道の人と大阪の人と沖縄の人では、同じ紅葉を見ても、色は異なっているかもしれない。それは間違いではなくその人の個性として生かせればと思う。他の人の撮影データーを参考にするのも大事だが、あなただけの紅葉の色を自問自答してほしい。フィルムシミュレーション ホワイトバランス 彩度(Color) ハイライトトーン シャドートーン シャープネス この6つの組み合わせで、あなたの心の中に感じた紅葉の世界に近づいてほしい。Xはあなたの心の色に近づける、大きな力になってくれるはずだ。


by masabike | 2017-11-22 13:53 | 日本風景 | Comments(0)
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