FUJIFILM X series Facebook 6月7日より転載 

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「深山黎明図」長野県 高ボッチ山
FUJIFILM X-T2 + FUJINON XF16-55mmF2.8 R LM WR
フィルムシミュレーション ACROS + Yフィルター

梅雨になると、出るのがおっくう。写真を撮りに行けない。そんな、嘆きの声がよく聞きこえてくる。でも本当に「雨」特に「梅雨」の時は撮影に向かないのだろうか?答えは「否」だと僕は言いたい。世界で最も乾燥した大陸オーストラリアで長く撮影していると、日本の梅雨の時期が魅せる季節感の素晴らしさは世界に誇るものと感じる。梅雨があるからこそ、日本の稲作文化が根付けたとも思う。また夏の素晴らしさや秋の美しさも梅雨がなければありません。ドライな大陸から帰ってきた映像の遊牧民は、「梅雨こそ日本で一番美しい」と感じさせる季節だと思っている。

というわけで6月は「梅雨」あるいは「雨」をモチーフにした作品をUP。第1回目は、モノクロームで幽玄の世界。個人的にはいつか、江戸時代の絵師・長谷川等伯のような作品を撮りたいと考えている。そんな等伯の『松林図屏風』に影響されて撮ったのが今日の作品。いつもはモノクロでもACROS Rフィルターモードにしているが、霧に包まれた木立のシズル感を出すために、今回は少しコントラストを弱めてACROS Yフィルターモード。基本的にはモノクロームは、ノーフィルターはあり得ないと思っている。フィルム時代からY、O、Rこの3つはいつも持っていた。この3つのフィルター+プリント時のペーパーの選択+焼きこみ&覆い焼きで作品とした(今で言うところのレタッチみたいなもの)。モノクロはこのフィルターとプリントの処理が命だと思ってほしい。
雨が降り、色がない世界、やわらかい空気感はまさにモノクロームの世界。もし明日の朝、朝おきて窓を開けたら、「アー雨だ」とブルーにならず「シャッターチャンス到来」と思ってほしい。XシリーズはX-T1、X-T2 & X-Pro2ボディーは防塵防滴、またレンズも防塵防滴のラインアップが増えている。あなたの雨でも撮りたい気持ちをXは強く後押ししてくれるはずだ。

 




by masabike | 2017-06-23 06:13 | 日本風景 | Comments(0)
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