FUJIFILM X series Facebook 5月31日より転載 

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「Kodama」 東京都 文京区 六義園
FUJIFILM X-Pro2 + FUJINON XF16-55mmF2.8 R LM WR
フィルムシミュレーション Velvia/ビビッド
アスペクト比 1:1

昔のかっこいいポートレイトは6×6が多かった。主題が真ん中に来て力強さ、あるいはコンセプトが明確に訴えてきた。でも6×6などのスクエアフォーマットのカメラはお値段も高かった。何よりも印画紙に対して無駄な面が多く出てしまう。そんな時にフィルム全盛時代、富士フイルムからGF670&670Wという6×6、6×7の2つのアスペクト比が使えるカメラが出てきた。もう嬉しくてすぐに2台とも手に入れて、いまでも大事に使っている。広い風景の時には6×7、主題を強く主張したい時は6×6を使用した。

僕も含めてフィルム時代は多くの写真家が、自分の作品の表現のために、どのアスペクト比を使うかは大きな課題だった。それはつまり心の中でどう見えるか、どう表現したいかに関わることだった。しかしデジタル一眼全盛になると、アスペクト比というのは忘れ去られた感があった。だがミラーレスの登場で、大きく変わってきた。Xシリーズの大きな特色の一つはアスペクト比の選択だ。ある日の昼下がり、徳川時代からの庭園を散策していると、新緑が空に向かって広がっているような巨木に出会った。広がる緑、木の幹の力強さを表現するために、それまでの3:2のアスペクト比から1:1に変えた。カメラポジションもレンズも、それ以外のセッティングも何も変えていないが、ファインダーに見えたのはまるで異なる世界観だった。特に木の幹の存在感、まさに木が「我ここにあり」と訴えかけてくるようだった。たった一つの操作が、いつも見ている景色を一変してくれた。無限の可能性を持つXシステム。あなたもまだ使っていないXの技を見つけてほしい。きっと見つけた先にあなたらしい新しい表現作品が待っているはずだ






by masabike | 2017-06-23 06:11 | 日本風景 | Comments(0)
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