FUJIFILM Facebookより 氷原月照図

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【和の「写心」 By Masaaki Aihara】

「氷原月照図」 北海道 網走 能取岬
FUJIFILM X-Pro2 + FUJINON XF16-55mmF2.8 R LM WR
フィルムシミュレーション Velvia/ビビッド

シベリアからの使者、流氷が今年もオホーツク海を埋め尽くした。毎年2月になると僕はこの氷の使者たちを求めて北の大地を旅する。そこでカメラに求められる大事なことが4つある。1つは防塵防滴耐寒性能。もう1つは白の色再現能力。X-Pro2そしてX-T2はこの2つを大きくクリアーしている。

そしてこの2つが相互にリンクしていないと白い大氷原は撮れない。真冬の能取岬は、髭も凍りつき、ファインダーを覗くたびにカメラに髭が張り付いてしまうぐらいだ。しかもシベリアからの冷たく重い風が吹き付ける。カメラにとっては最悪の環境。そして被写体は白がベース。元の白の色が綺麗に再現できていないと、そこに反射する夕日の淡いピンク、それから空のグラデーションとの対比が美しく再現できない。耐寒性能が優れていても、色が再現できなければこの真冬のドラマは撮れない。またいくら色再現が優れていてもカメラが機能しなければ、Outである。Xのダブルフラッグシップはこの2つのスペックを兼ね備えている。

更にいうならば、もう2つランドスケープを撮るのに強い要素がXダブルフラッグシップモデルにはある。流氷を撮るうえで大事なことの3つ目はX-Pro2 & X-T2になり2430万画素になったことにより、広い風景の奥行き感が飛躍的に向上したこと。ランドスケープや建築写真にとっては、この奥行き感はとても大事な表現手段。コンパクトで耐久性があり、且つ奥行き感がある映像が撮れる。まさにランドスケープをとるためにXダブルフラッグシップモデルはあると言っても過言ではない。最後4つ目は機材の重さだ。撮影のためにスノーシューを履いて雪原をラッセルして歩くとき、システム全体の軽さが大きな武器となる。より長く遠くへ、たくさん歩けて、体力も温存できる。あとは過酷な撮影でカメラが先に音を上げるか、写真家が音を上げるか?現場での根競べだ。

そして最後に撮影で感じたのは、どんなに機材が軽くでも、自分の体重が重いと雪にうずもれることがある。Xシリーズなみに、まずは自分の体重もブラッシュアップすることを北の大地で学んだ。笑

 
Photography by Masaaki Aihara
http://fujifilm-x.com/ja/photographers/masaaki-aihara/
http://aiharap.exblog.jp/





by masabike | 2017-03-04 07:33 | 日本風景 | Comments(0)
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