Nikon 哲学 Nikon D5


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今回は、夜の鉄道の撮影を中心としてNikon D5を使っている。神様みたいな方が、お貸ししてくれました(笑)

実は、D5は初体験です。その訳は、僕が報道でもスポーツ畑のフォトグラファーではないので、畑違いのカメラかなと思っていました。正確には思い込んでいました。そして今回20日間ほど使用してその考えが大きな判断ミスであったことに気が付きました。一言で言うならば、あらゆるジャンルでファインダーの中のターゲットにこれほど集中できて、かつとるのがこれほど気持ちよく楽しいカメラはなかったというのが結論です。

今回は夜の鉄道ということで、常用でISO10000~12800が使えるということと、夜間の動体AF性能でこのカメラを使っています。特に3DトラッキングはAFテクノロジーの芸術域であり、涙ものぐらいよく動きます

でも一番の優れていることは、スペックに出ないことです。そのいくつかは下記のとおりです

1 今だと思ったときに押せるシャッターフィーリング。浅からず深からず、

かつ敏感すぎず、鈍感すぎず。心に思った瞬間にシャッターが切れる

2すべての機能と、スイッチ等の操作性、メニューが、フォトグラファーがこう考えたら、この順番で作業をするだろうなと見越した、機能設定。それはあたかも一滴の水滴がヒマラヤの高みからインド洋に流れ落ちるように、スムーズに確実な流れ。

10万回に1回のシャッターチャンスを見逃さない。

3すべての操作系の、触った際のタッチ感が素晴らしい

4ホールドのしゃすさ、シャッターボタンの触りやすさ。

まさにNikon D5はターゲットを狙う作品を撮る、そして撮ることの喜びを感じるカメラです。King of Flag Shipカメラであり、ニコンの良心であり哲学だと思いました。お借りするまで雑誌やネットのテストカメラマンたちのレポートを読むと、スペックばかり。このカメラの本当のすごさはスペックに裏側にあること。ある意味スペックはカモフラージュかもしれない。能ある鷹は爪を隠すどころではなく、百獣の王者ライオンが子猫に化けているようなもんです。レポートカメラマンたちは何を見ているのかインプレッションの底の浅さを感じました。久しぶりにからログを見ながら心底ほしくなったカメラであり、これを持てば僕でもオリンピックやサッカーワールドカップを撮れるのではないかと、錯覚させてくれるカメラです。

ネットやメディアでは昔から、フィルムVSデジタル 光学式VSミラーレスなど無意味な比較が繰り返されていますが、万能なものはあり得ないです。それぞれの特色を、それにあう被写体でどう生かすかです。プロでも簡単に光学ファインダー一眼不要論とかいう方がいますが、どれだけその方が突き詰めて撮影しているかが疑問です。ミラーレスでないと撮れない世界もあり、ミラー式でないと撮れない世界もあります。自分の撮影スタイルにどの機材がふさわしいか、それを考え答えを出すのは自分自身です

今回はD5を使い、アウトプットにも関心が沸きました。それは色設計がとても素直でニュートラルなこと。透明感の高い色です。あるいみXシリーズのフィルムシミュレーションと対極の哲学を感じます。自然な豊かな諧調は、カラー&モノクロ問わず、写真弘社やクリエイト当たりでの手焼きでじっくりプリントしてみたいです。

久しぶりにカメラと恋をした感じです。

ニコンさん、大変な時こそこのNikon D5 DNAしっかり未来につないでください。

どうぞよろしくお願いいたします。










by masabike | 2017-02-15 13:15 | カメラ | Comments(0)
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