FUJIFILM X Series Face book 10月26日 より

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【和の「写心」 By Masaaki Aihara】

「湖上雲龍図」 北海道 美幌峠
FUJIFILM X-T2 + FUJINON XF10-24mmF4 R OIS
フィルムシミュレーション Velvia/ビビッド

夜明けの美幌峠。いつ来ても湖上から強風が峠を襲う。ここでは重量級の三脚がないと撮影は出来ない。3年前、この場所でほぼ同じ条件でX-T1のプロトタイプで撮影した。防塵防滴耐寒テストのためだった。実験室ではない、実戦でカメラをブラッシュアップするためだ。結果はエンジニアたちの寝食を忘れた努力のたまものでX-T1はスペック以上の厳しい条件で動いてくれた。

そして3年後、同じ条件でX-T2はよりスムーズにまるで僕の体の一部のように、流れるように動いてくれた。自分ではカメラを操作していることを感じず、目の前にある光と色を感じるままに追いかけることに専念できた。それこそスター・ウォーズでフォースを教わるときに「考えるのではなく感じろ」と言われるかのごとく、僕の心の感じるままにX-T2は動いてくれる。この熟成された滑らかな操作性こそがX-T2の最大の進化であり武器だと思う。

そのおかげでコンマ1秒ごとに変化する、雲の動きと色を逃さなかった。従来のXでは夜明けの雲とかはAFの合致が不得意な傾向であった。だがX-T2になり、雲のような被写体や、逆に強烈な逆光の状態でも、AFはかなり早い確率で正確に被写体を捉えてくれる。またEVFは、ミラー式一眼レフでは構図が確認しにくい逆光時でも確実に構図、そして色も確認できる。風景写真の最大のドラマ、夜明けと日没に強い味方となる。そして今回使用したXF10-24mm、天に昇る太陽と正対しながらもフレアーやゴーストもしっかり抑えてくれる。

素晴らしい一瞬も、ファインダーにゴーストが出ると撮影モードは大幅ダウン。さらに頭の中を「家に帰ったらレタッチして消さないと」というネガティブシグナルが充満する。それではせっかくのチャンスも失うかもしれない

X-T2とFUJINONレンズ、二度とない大自然のドラマを追いかける時、あなたの熱い気持ちの邪魔をしない、大切な友であり体の一部になってくれるはずだ。




by masabike | 2016-11-04 08:05 | 日本風景 | Comments(0)
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