FUJIFILM Facebook 8月10日より  

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【和の「写心」 By Masaaki Aihara】

『夏草斜光図』 富山県 ヒスイ海岸
FUJIFILM X-T2 + FUJINON XF56mmF1.2 R
フィルムシミュレーション Velvia/ビビッド

皆様残暑お見舞い申し上げます。世の中はいま夏休みあるいは、早い人はもうお盆休みだと思います。フリーランスの仕事をしているとなかなかお休みがとれそうでとれないです。でも世間ではサービス業や医療関係、運輸関係などなど、お休みが取りづらい人がたくさんいます。お休みがとれないと写真が撮れないとか、お休みに撮影に行きたいけど、どこに行けばよい風景や被写体があるかわからないとの相談を、夏休みやお正月時期によくいただきます。

答えは「いつでもどこでも写真は撮れますよ、目の前の光や色はすべてあなたの作品になりますよ。ただそれに気がつかないだけ。あるいはどこかに旅をしないと撮れないと思い込んでいるだけです。」とお答えしています。

今回の作品は、日本海の夕日を撮影に行った時に撮りました。ちょうど夕日待ちの間、のどが渇き車に水を取りに行った時、何かが眼に訴えかけてきました。心を落ち着けてよく見ると、車を停めている駐車場のわきにある草むらの草が、日本海の夕日を受けて、風に揺れていました。さっそくXF56mmで縦横構図を変えて夢中で撮りました。近くで夕日を狙っていた他の人たちは「何を撮っているのだろう?たかが草むら?」と思っていたに違いありません。

こんな光景は皆さんの家の周り、あるいはお庭の中にもあるはずです。また朝日や西日が差し込むリビングの窓辺のお花や、テーブルの上のグラスや、小物も絵になるかもしれません。日常の中に実は素晴らしい、光と色は潜んでいます。皆さんが、そして時には僕もそれに気がつかないあるいは、こんなところに素晴らしい光があるわけないと、見ようとしない気持ちが、被写体を日常に埋没させてしまいます。ある国立美術館のキュレーターが「素晴らしい写真は、とんでもない現象や絶景を撮ったものではなく、日常の何気ない普遍的な中から、こんな光と視点があったのかと切り出したものかもしれない」と言っていました。ぼくも同意見です。オーストラリアに最初に撮影で行った頃は、国立公園や世界遺産を撮影していました。でもある日それは単に、人が決めた基準の場所だから、自分の基準で気がついた物を撮らなくてはと、考えを変えました。そうすると目の前にたくさんの素晴らしい光と色を見つけることが出来ました。それと同時に過去、有名な国立公園とか風景でなければと、壁となる基準を作り多くの素晴らしいシーンを逃していたことに、悔しい思いをしました。
日常の中のわずかな一瞬、通り過ぎてしまうような光景の中に、素晴らしいあなただけの光を見つけたとき、Xシリーズは確実にあなたが心の中に焼き付けた、色と光と時間を写し撮ってくれます。それは単なる写真ではなく、あなたの心を写し撮った、あなたにしか撮れない写心です。その写心は、あなただけしか撮れない、この地球の一瞬の歴史です。富士フイルムが培った、80年にわたる色と光を再現するテクノロジーが、あなただけしか見ることが出来ない、2016年の夏の思い出をお手伝いします。さあこのFacebookのページから眼をあげて、スマホやPCを閉じ、目の前の光景をご覧ください。きっと素晴らしい光と影が待っています。そのためにXシリーズは少しだけあなたの、こころのお手伝いをいたします。

追申
素晴らしい夏休み、あるいは夏の思い出が皆様にありますように。

 
《トークショーのご案内》
9月10日(土)・11日(日)、福岡の「FUJIFILM X-T2」体験イベントにて相原正明さんのトークショーを開催します。ここでしか聞けないスペシャルトークショーをどうぞお聴き逃しなく。詳しくはこちら。
https://www.facebook.com/FUJIFILMXseriesJapan/photos/1033572173430810/





by masabike | 2016-08-15 09:39 | 日本風景 | Comments(0)
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