ミュゼふくおかカメラ館 相原正明 写真展 Double Portrait  桂花團治師匠 襲名写真展

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FUJIFILM X-T1+FUJINON23mm 16~55mm 50~140mm

今回のDouble Portrit写真展は4つのパートから構成されております
1アースレイト 地球のポートレイト
2富山風光山水図 大型パノラマ作品による富山の四季
3Short Black &Flat White オージーたちの笑顔を中心としたポートレイト
そして桂花團治師匠の襲名を中心とした上方落語の世界です(あくまで僕が見た世界観ですが)以下その写真展のご挨拶です

      三代目 桂花團治 /「間」の間に潜むもの

      ~無音シャッターでしか残せない、話芸の世界~

落語の「間」、それは音のない時間の美学であり落語家の話芸の神髄かもしれない。海外で撮影をすると緊張の連続で「笑」を忘れてしまうことが多い。そのような時、僕は落語を聞く。ジャングルや砂漠や氷上のキャンプで。いつしか僕の心に笑いが戻り、翌日の撮る活力がわいてくる。

その落語の世界を撮りたいと思っていたが、長い間それはかなわぬ夢だった。2014 年元日、桂蝶六師匠に初めてお会いした時、その独特のオーラが僕の写真家魂を燃えたたせた。初対面にもかかわらず、この人しかいないと感じ、撮影をお願いした。師匠は快く応じてくれた。しかもあと一年半後には三代目桂花團治襲名があるので、それを踏まえて撮影してくれたらうれしいと快諾してくれた。だが一つだけ、写真家としては不可能な条件を出してきた。それは、シャッターの「音」がしないこと。

「相原さん、音がしないカメラがあれば撮影を認めます」これほどの厳しい条件はない。

余計な「音」は噺の間を変えるだけではなく、お客様、ほかの落語家さんや出演者に対して迷惑になるからだ。シャッターを切れば音がする。音がすれば撮影ができない。この絶対的な条件に頭を抱えた。僕は無理を承知で富士フイルムのカメラエンジニアに連絡を取った。「カメラのシャッター音を消すことができますか?」

意外な答えが返ってきた。「今ちょうど、無音カメラの開発をしています。あと2ヵ月たてば無音シャッターのカメラのテスト機が出来上がります。」2014 年新春に何よりのお年玉だった。蝶六師匠の襲名までの道のりを記録するためかのように、無音電子シャッターを搭載した FUJIFILM X-T1が出来上がった。師匠の三代目への襲名と新開発のシャッターが重なる奇跡の瞬間だった。

初撮影は福井の寄席小屋きたまえ亭。楽屋や舞台の袖、蝶六師匠の耳元でシャッターを切るが、ご本人も周囲もだれも気が付かない。

そのおかげで本人さえも気が付かない高座での表情、あるいは高座に臨む表情、そしてご本人から最初にリクエストされていた、森さん(師匠のご本名)から桂蝶六あらため桂花團治に変身する瞬間をも捉えることができた。さらに桂蝶六から三代目桂花團治への襲名披露と襲名興行の舞台裏のすべてを撮りつくした。音がしないカメラはまるで高座に潜む忍者のように落語家のすべてを撮らせてくれた。いまだかって襲名までの道のりの舞台裏から高座を撮り、それをアーカイブとした写真は無いとも言われる。落語をはじめ多くの日本の話芸、歌舞伎、文楽、能楽、狂言などはすべてカメラの「音」が演技を邪魔するために多くの映像が残せない。X-T1 は世界に誇る日本の伝統芸を未来へのアーカイブとして残すことができる。写真作品を残すことは、日本の文化を後世に残すことにもある。そしてその第一歩が、桂蝶六から三代目桂花團治襲名までの、まさに蝶から花に変化する道のりだった。

この奇跡のタイミングで無音電子シャッター搭載 X-T1 を設計してくれた富士フイルム設計陣に心よりお礼を申し上げたい。併せて、この撮影に多くのご協力をいただいた落語家の皆様、演者の皆様、天満天神繁昌亭、福井きたまえ亭、等々の皆様にもこの場をお借りして心より御礼申し上げます。

ぜひ日本が世界に誇る文化「落語の世界」をお楽しみください。

機材協力: 富士フイルム(株) 富士フイルムイメージングシステムズ(株)



12月12日 桂花團治師匠をお呼びしての、落語の世界 スライドトークショウとFUJIFILM Xシリーズイベント
12月13日 富士フイルム Xシリーズを使用しての撮影セミナー
12月19日 Zeiss Otus 55/85mmを使用しての撮影セミナー
以上お問い合わせはミュゼふくおかカメラ館までよろしくお願いいたします。月曜日は閉館です


11月14日東京・中野フジヤカメラさんにてFUJIFILM Xセミナー開催いたします








by masabike | 2015-11-13 07:53 | 写真展 | Comments(0)
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