FUJIFILM X series Facebook 9月9日より転載  山水薄暮図

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山水薄暮図

富山県 有峰湖

FUJIFILM X-T1 FUJINON16~55mm

日没後1時間と日の出前1時間、写真家の間ではマジックアワーともゴールデンタイムともいわれる。風景写真を撮るならば押さえておきたい時間帯。これはフィルムの時から同じ。特にフィルム全盛時代、マジックアワーを撮るならばVelviaと言われているほど、その発色は撮影者の心の色つまり心象色にシンクロしていた。そしてその時間帯の色はそれほどデリケートなのだ。

フィルムからデジタルにシフトした時、誰しもがフィルムとデジタルは色がまるで別物、やはり新たな方向を模索しなくてはと思ったに違いない。僕もそうだった。ただ困ったことは、テーマーを決めて長年撮影している被写体は、色が異なると写真展や写真集にしたときに色がそろわなくなるのでどうするか?フォトグラファーの世界観が変わってしまう。それが問題だった。

だがXシリーズが発表されると、その不安はなくなった。フィルムシミュレーションモードを搭載するXシリーズは、写真展会場にフィルム作品と並べ展示した時に一つの流れになってくれる。今年11月から富山・高岡にあるミュゼふくおかカメラ館で個展Double Portraitを開催する。作品はフィルムで撮影した、オーストラリアの風景(カラー)やオージーのポートレイ(モノクロ)を展示するが、並列してX-T1で撮影した富山の四季や桂花團治師匠の落語の世界(モノクロ)をも展示する。総点数160点以上。だがご覧になる皆さんはフィルムとXで撮影した作品の色の諧調に一つの流れを感じるはずだ。X作品はフィルム作品と一つになり美術館に僕の世界観を作り上げてくれる。それが富士フイルムが作り出す色のプロファイリングにもとづく心象色の世界観。Xだからこそできたデジタルとフィルムの融合。日本が最も美しくなる秋、Xで撮影した作品は、フィルムで撮った作品と同じように、この素晴らしい日本の色をあなたのプリントに再現してくれるはずだ







by masabike | 2015-10-01 08:09 | 日本風景 | Comments(0)
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