Masaaki Aihara Photo exhibition Double portrait 概要


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11月7日より ミュゼふくおかカメラ館で開催する写真展の概要です


 オーストラリア大陸を初めてバイクで旅したのが1988年。当時はランドスケープの作品を撮るとは考えもしなかった。オーストラリア大陸中央部に広がる、無限の砂漠と空はまるで宇宙だった。アウトバックと呼ばれる荒野でテントを張っての撮影。連日想像を絶する夜明けや日没のドラマ、火の玉のような月の出。闇が見えないほどの星空。そこで見て感じたことは、自分の目の前に広がっているのは風景ではなく46億年生きている、一生命体としての地球の表情だと感じた。そして私は、撮影するのは単なるランドスケープではなく、この46億年の生命体が笑ったり、泣いたり、怒ったりする一瞬の地球の表情・アースレイト(Earth+Portraitの造語)だと。    

そして海外で仕事をするようになり気づかされたのは、自分の日本人としてのDNA。オーストラリア人のキュレーターから「あなたが撮ったオーストラリアはとても「和」のオーストラリアだ」と評価をいただいた。特に掛け軸等に代表される、日本ならではの縦長の構図。オーストラリアで、アメリカで、ドイツで展覧会をしたときそのコンセプトは欧米のアート界に好評だったとともに、和の視点であるということを強く認識させられた。

さらにアウトバックでキャンプをしていて気が付いたことがもう一つある。人間の命の短さとはかなさ。それでもみんな一生懸命生きている。キャンプから町に戻ると異常に人恋しくなる。何日も人との会話がないからだ。そんな時に人間の笑顔の素晴らしさ、人の表情からくる力がどんなに素晴らしいか、教えられた。今回の写真展は46億才の地球と100年にも満たない短い生命体・人間の表情とのコントラスト、まさにDouble Portraitを見て感じていただければと思う。更に今回の写真展では究極の人間の表情として落語の作品をも入れている。噺家・桂花團治師匠の高座を通して人の表情の豊かさ、そしてその後ろにある和の世界を感じていただければという盛りだくさんの作品展。

また長年オーストラリアの大地で撮影することで気が付かされたことがもう一つある。外から日本を見ることで「わが祖国はこんなにも美しかったのか」ということ。独特の湿度感と四季の折り合い。これほど美しい国は世界にまれな存在だと実感した。その外から見た視点で新たなる富山県の美しさをも今回の作品展では発表いたします。やはりパノラマの縦長構図で和とWAが融合したイメージの皆様の郷土・富山をご覧いただければと思います。


そしてオーストラリアのダイナミックな風景と日本の繊細な風景、フレンドリーなオーストラリア人たちのポートレイトと落語家桂花團治を中心とする日本の伝統芸の世界のポートレイト、この4つの世界の対比でご覧いただく構成となっております。

最後に1995年に自分の作品を突き詰めるために写真家として独立した。今回の展覧会はこの20年間のすべての集大成でありエッセンスであり、お世話になった皆様への御恩返しだと思っております

そして次なる高みへの新たなるステップだと考えております

相原正明



by masabike | 2015-09-06 18:30 | 写真展 | Comments(0)
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