山下裕之写真展   アナザーワールド開催中

f0050534_08335386.jpg










f0050534_08335155.jpg
FUJIFILM X30


昨日、うちの元アシさん山下君の個展に行きました。なかなか見ごたえがありかつ、こんな視点も持っていたのかと驚かされた作品もあります。彼がアシスタントをしていたのは、1998~2002です。一番過酷な所に撮影に行くときにアシスタントをしてもらいました。難易度AAAの場所にも行くのでリスクが高いので、万が一の場合の同意書を書いてもったこともあります。

ほぼ2001から独立しましたが、やはり安心してみていられるようになるまで10年かかっています。やはりどの道のプロでも1人前になるのに最低10年はかかります。ポットでて売れる写真家やほかのアーティストもいますが、やはり基礎ができていないとほとんどが消えていきます。1発屋の芸能人と同じです。山下君はうちに来る前には趣味で絵画をやっていたのでそれが大きな絵作りの基礎になっていると思います
ただこの10年、写真展を早くやるようにと口を酸っぱくして言っていました。その訳は僕が20代のころ、勤めていた広告代理店の創芸のスタジオのボスTさんより「作品を残していないカメラマンは消えるぞ。無理をしてでも作品を残し個展をやらないと50代になると消えるぞ」と何度も言われました。自分が40代になると、それが顕著にまわりに現れました。「単価が安い、仕事が早い、おもしろいキャラクター」それで売っていたフォトグラファーが次々に消えていきます。20~30代のころ羽振りが良かった人が消えていくのをたくさん見すぎました。消えていくというか残っていく人がごくまれであるということを実感しました。まさに船団を組んで港を出たのに次々とまわりの船が沈んだり、行方不明になるそんな感じでした

その時にそのTさんのアドバイスが頭に浮かびました。幸か不幸か僕は写真家のスタートが遅かったので、Tさんの言葉を守りかなり無理をして個展を何度も開催していたので、いまのところ運よく生き残れました。だから山下君が昨年から何度か個展を開催してくれてほっとしておおります。ただあくまで開催することで、しっかりしたフォトグラファーへのスタート台に上る準備ができただけです。厳しいようですがこれからスタート台に上がり同記録つまり作品を残すかが課題です。どうか皆様、暖かく見守り応援してやってください。そしてもちろん厳しい、地獄のような言葉が写真家を育てるのでそれもお忘れなく。地獄のような言葉でへこむようではだめです。

ただ昨今、フォトグラファーの仕事環境は僕が始めたころよりも厳しいです。その一つがデジタルの進化により簡単な撮影はクライアント自らがする、あるいは見た目少し上手なアマチュアの人に頼む。確かにその場は安くて便利ですが、特に広告の仕事は仕事以外にもう一つ大きな写真界役割があります、1万円2万円の仕事でも新人さんにとっては大きな活動資金です。小さな仕事が未来の新しいフォトグラファーを育てます。今安さと便利さを優先とすると10年20年後にフォトグラファーの人材が心配です。企業の皆様はぜひ自分たちが、若いアーティストたちのパトロンだと思って育てること意識して撮影を頼んでいただければありがたいです



話はそれましたが、ぜひアナザーワールド見てください。そして励まし3割、厳しいご意見7割を山下君にかけてください。

追申
何と僕のいた、昔の会社からもお花が届いていました。おめでとう



by masabike | 2015-08-22 08:55 | 写真展 | Comments(0)
<< 20年ぶりの再会 テーブルフォト? >>