FUJIFILM X series Facebook 6月17日より転載  鳥取砂丘

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Face bookご覧いただけない方へ、転載いたしました


【和の「写心」 By Masaaki Aihara】

鳥取県 鳥取砂丘
FUJIFILM X-T1 + FUJINON XF18-135mm/3.5-5.6

写真はどんなに周りに人がいても、シャッターを押すときはいつも孤独な世界。ファインダーという小さな枠の中に自分が入ってそこに自分なりの世界を見つけていく。まさに光と時間を狙うスナイパーの世界。シャッターを切り終わり現実に戻った時、「こんな風に写真が撮れたよ」と無性に人に話しかけて作品を見せたくなる、いや話だけでもよい。オーストラリアの荒野で何日も人と話していないと、どんな知らない人でもどんな怖そうな人でも、出会うと一生懸命話したくなる。
今回の「ANA&富士フイルム 鳥取撮影ツアー」の旅の途中でもそう感じた。そして多くの参加者から「みんなと写真を撮るとこんなに楽しいと思わなかった」というコメントを現場やSNS等でいただいた。

SNS等ネットの発達で写真を撮ってもネットで見せ、ネット上の会話だけで、リアルワールドで体のぬくもりある会話がとても少ない。一緒に2日間とはいえ同じ時間を体験し、同じ釜の飯を食べ、同じ屋根の下で眠る。とても素晴らしい体験共有だと思う。今回多くの参加者が、「自分以外の視点を初めて体感した」とも言っていた。同じ場所でもほかの人はこんなものを見ているのか?こんなアングルで撮るのか?こんな場所やこんな被写体どこにあったの?そんな声を旅の間、旅の後たくさんお聞かせいただいた。それがまさに写真の楽しさだと思う。
ぼくも参加された方が大地に腹ばいになって撮影したり、小さな路地を覗きこみながら撮影したものを見せいただき、「お~~こんな風に見えるのか!」「お~~こんなところがあったのか!」と驚かされた。僕自身も多くの人と一緒に撮影することにより、参加された方から教えていただくこと、気付かされることもたくさんあった。自分の視点が固まっていることを若い女性参加者の作品から気付かされたこともあったし、グルメ写真は20代の女子にはかなわなかった(笑)。孤独な作業だけではなく写真を語り合う、見せ合う楽しみの2日間だった。

今回のツアーでは参加者に X-T1+XF18-135mm ズームレンズ付き2日間お貸出しした。僕も同じ機材を使用。皆さんと同じ視点で見るためと、この組み合わせだとどんな天候でも、砂丘の砂があっても、ボディーとレンズが防塵防滴になっているので安心なのと、日常のほとんどの視点がこのレンズでカバーできること。そして何よりXならではの「撮って出しOKな画像」で使った方が、後処理を考えず撮影に専念することができ、2日間思い切り撮影を楽しめると考えた。
そしてX初体験の多くのお客様に「Xシリーズってこんなに色がいいの?」と驚きの声を多く耳にした。これはご案内させていただいた写真家としてとてもうれしかった。

何よりも旅の間うれしかったのが多くの方の作品を見せていただいて、2015年5月の週末、一緒に鳥取で同じ光を見て感動して楽しんで、光と時間と遊んだ気持ちが出ていたこと。まさに参加された皆さん(スタッフも含めて)が撮られていた作品は、写真ではなく「写心」だった。その気持ちは最後に参加者全員で撮った記念写真にも出ていた。
旅はお互いの心のバリア、日常の心のバリアを取り払ってくれる。オーストラリアの27年の旅で学んだことがある。「旅は大人を子供にしてくれ、子供を大人に成長させてくれる」その一言。
ぜひ皆さんも光と時間と旅の仲間といっしょに遊びに出かけませんか?いつかまた「ANA&富士フイルム コラボ撮影ツアー」で日本の新しい魅力を皆様と一緒に旅したいです。

 


by masabike | 2015-07-01 08:01 | 日本風景 | Comments(0)
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