梅雨明け 不動産広告撮影


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梅雨明けの不動産広告撮影
NikonD700 Nikor28~70mm ISO1600

昨日は都内某エリアでの不動産広告撮影。梅雨あけしそうだという天気情報を元に6時前にバイクに機材を積み、都内某エリアへ。今回はそのエリアのイメージ撮影。「あ~こんな街で暮らしてみたいな」とか「この公園だったらうちの子供を遊ばせたり、ワンちゃんと散歩したいな」とか「ワタシが買い物するようなお洒落なところあるのかな」というお客様のイメージ作りのための撮影です。メインターゲットは主婦の方です。やはり住まいの最終決定は女性ですので、女性の方が「私、この街に住みたい!!」と思わせる写真を撮ります。

バイクと徒歩で路地から路地、公園の隅々まで歩き回り撮影します。当然広告用の撮影ですので、そのような視点のフィルターを通して見ます。ともかく移動~歩く~移動~歩く の繰り返しです。昨日は15ギガ近く撮影しました。でも梅雨があけていい撮影が出来ました。でも暑いので、1日で4リットルぐらい水を飲みました。バイクの移動は早くて便利で良いのですが、ライディングジャケットを着て夏のバイクは、火鉢の上にコートを羽織って座っているみたいで、ひたすら水分補給です。

忙しいので、朝食もチョコレートひとかけらです。お昼は某私鉄駅の立ち食いそばでしたが、ここで「春菊天そば」大盛りを頼んだらあまりに大盛でビックリデした。思わず「普通盛りでいいです」と言いたかったです。

でも不動産の街のイメージ撮影は風景の撮影のとてもよい経験になります。見つける、切り取る、自然の光を読む、は風景の撮影にとても良い経験になります。以前そうゆうつもりでインターンさん(アシスタントさんになる以前の人)をつれて3日ぐらい撮影に行きましたが、彼女が(OLさんからの転身組みの人でした)「相原さん、どうしてここで28mmのレンズを選択したのですか?」「これぐらいの広さで撮れるかな」と現場を指しました、そのあと「28mmのレンズの画角は何度なんですか?何メートル先のものが何ミリぐらいに写るんですか?露出の値はいつもどうすれば良いのですか?撮影時の対応マニュアルがあったら教えてください!相原さんのところでアシスタント契約した場合、雇用契約条件とか有給とか福利厚生はいかがでしょうか?相原さんの事務所の売り上げと利益率とかはどうなんでしょうか?私が入った場合、1年後間のお仕事の数字はどうでしょうか??」で思わず「???」もう某就職情報会社のマニュアルに毒された感じのインターンさんでした。答えは一つ「あまりこの世界には向いていないのと思うので写真は趣味にしなさい。全ての物が数値化、マニュアル化できないのがこの映像の世界。たぶんマニュアル化と一番対極にあるので向いていないと思う。レンズの画角の数値を聞いたアシスタントは初めてだから趣味にしなさい」と諭しました。

そう写真は生き物です。それはメディアも含めてでもあります。広告出版放送全て生き物です。もちろん物造りをする企業もそうです。この不況の世の中になると、マニュアル化とかで社内の意思統一とかで、企業管理職等研修が増えています。もちろん全部がそうとは思いませんが、多くの場合が会社社長さんとかCEOの人のマスターベーションなのではと考えてしまいます。以前伊澤元彦さんの「言霊」という本を読みました。日本人は何かお題目のように唱えればそれだけで、何か物事実現できると錯覚してしまう傾向があるというような内容(交通安全週間とか何かスローガンを唱えるだけで事故がなくなるような錯覚したキャンペーンなどとして例が紹介されていました)でした。まさしく企業研修とかそうだと思います。経費削減、効率化と叫んでいながら何かマスターベーションで現場のモチベーションや経費をかえって無駄に使う企業が増えている気もします。外注のフリーのフォトグラファーから見るとそんな風にしか見えません。フリーで仕事をしている、フォトグラファー。デザイナーそして多くのほかのフリー商売の人はそんな研修なんてしている暇とお金は無いのが現実です。研修なんて出来るだけまだ余裕のある証拠です。僕もサラリーマン時代就職情報会社の新入社員研修受けましたが余り現場では役に立ちませんでした。バブルや好景気時代の平時ではなくいまは戦時、あるいは戦国の世です。企業研修何ぞでは役に立たないと思います。その暇あったら個人の仕事と、スキルアップをしたほうが良いと思います。

この大変な世の中まずは自分の頭で考え行動することです。以前あるオーストラリア人が「日本の企業はいまタイタニック号が沈もうとしているのに、ダイニングルームで船が傾いてもきれいにナイフとフォークを並べる会議をしている。まずは一番大事なのは水を舟からくみ出すこと、そうしないと沈没するよ」と言っていました。まさにそうです。マニュアルが出来て、企業研修が終わって、明日からその内容を社内に通達と言ったら会社が無かったなんて、笑い話にならないように。なんてことを立ち食いソバを食べながら考えてしましました。今日は単なるフリーのしがないフォトグラファーのぼやきごととして聞き流していただければ幸いです。


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by masabike | 2009-07-15 12:20 | 広告仕事 | Comments(5)
Commented by burg at 2009-07-15 12:42 x
教科書片手に小さじ何杯を測りながら料理する一流料理人はいませんよね(苦笑)
Commented at 2009-07-15 14:25 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by Pombo_Brasil at 2009-07-15 15:06
なぜか地球の反対側で仕事をしたり写真を撮りながら、日本のこれからを考えてしまう自分がいます。
どこへ向かうのでしょう、日本と日本人は・・・
Commented by F-14トムキャット at 2009-07-15 23:52 x
子供の頃、友達のおばあさんが「100円玉」を一人一人にくれました。
「これで駄菓子屋に行って好きなもの買っておいで」と・・・。
「やったぁ!」と嬉しい気持ちいっぱいで走って駄菓子屋へ。
でもその時「何を買おうか?どう使おうか?使っていいのかなぁ」とか
頭、心いっぱい揺れ動いた6歳の記憶が忘れられなく今でも鮮明に
残っています。
写心ってひょっとしたら、そういう心の記憶を残すものなのでしょうね。
これからもっともっと相原さんの写心を“読んで”成長します。
Commented by masabike at 2009-07-16 06:14
トムキャットさんへ
正解です!!ご褒美に、こんど金のカメラをお持ちします(笑)
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